製品・性能

採用実績は?

中部圏(東南海地震警戒地区)を中心に19,000棟の実績があります。
東海地域では、ナンバーワンの実績です。

αダンパーExⅡの耐久性は?

オイル・オイルシール・外装メッキ等の性能よりノーメンテナンスで約80年~90年は、材料特性の変化は非常に少ないことを確認しています。
建物の寿命以上の耐久性をコンセプトに開発されております。

αダンパーExⅡの設置による効果は?

地震エネルギーを吸収し建物の変位を最高55%(平均30%)低減します。
実棟の起震器実験を行った結果によれば、耐震のみと比較して耐震+制震では、建物の変形を約1/2(震度7で1.5㎝程度の変形)に抑えます。
繰り返される余震により幾度となく受ける地震からのダメージを常に少なくし建物を守り続けます。

αダンパーExⅡは、地震がきて壊れることはないのですか?

壁耐力実験にてダンパーを装着し建物の破壊域まで変形させていますが、ダンパーの取付けビスの引き抜きやダンパーそのものに一切不具合は起こりません。

性能実験等はどこで行っていますか?

豊田工業専門学校・静岡大学・森林文化アカデミー・東京工業大学・台湾国立交通大学等で行っております。

断熱材との併用は可能ですか?

可能です。

いろいろな制震装置が販売されていますが、αダンパーExⅡはどのようなものですか?

制震装置には、油圧系・減衰ゴム系・摩擦系等の製品が販売されています。αダンパーExⅡは、油圧ダンパーとなります。
油圧ダンパーは、あらゆる揺れ(速度・周期)に対して効果的に地震エネルギーを吸収する特徴を持っています。
減衰性に優れ、変形が始まる微震動から大地震まで幅広い吸収力を発揮します。

αダンパーExⅡを設置することにより、筋かいを減らすことが出来ますか?

現在、制震装置はどのメーカーも耐力壁の代わりになる認定が国交省よりは出ておりません。
よって、筋かい等耐力壁の代わりにはなりません。
一部、耐力壁に換算できる制震装置もありますが、減衰性ではなく耐力にての認定となっています。

配置・施工

αダンパーExⅡは誰が設置するのですか?

住宅を建てられる工務店様や建設会社様に、制震装置の施工も一緒にお願いしております。

施工にあたって講習等は必要ですか?

必要ございません。

取扱説明書はありますか?

施工のマニュアルを付属しております。

施工手間はどれくらい掛かりますか?

αダンパーExⅡと一緒に専用の取付けビスが梱包されております。
ダンパー1本あたり12本のビスでの取付けとなり、40坪程度の建物で24本の取付けを行う場合、半日程度で設置可能です。
ダンパーを取り付けるにあたり、その他ホールダウン金物を追加する等の手間は発生しません。

何本くらい設置するのですか?

当社が大学研究機関と共同開発した「最新の低層木造住宅構造解析プログラム」(時刻歴応答解析)にて、最適な設置本数と設置場所を専門の建築士が設計します。
当社基準では改善率25%以上で耐震等級1ランク相当以上アップの評価として推奨しています。
ご要望がございましたら25%未満でも設置可能ですので、ご相談ください。

制震ダンパーの必要本数の根拠は何ですか?

過去に実験を繰り返して行い、東海地震想定の震度7程度にてシミュレーションを行った結果により本数の算出をマニュアル化しています。

配置位置はどのように決めるのですか?

配置は、平面図・立面図・断面図・伏図・金物位置図等をいただければ、弊社で配置計画を致します(無料)。
面積・形状等を考慮し、設計マニュアルに基づき設置位置を決定します。
また、耐震診断による限界耐力計算にて耐震評価も行えます。(有償)

リフォームの場合、大きな開口部分にだけなど、部分的に取り付けてもよいですか?

あくまでも、耐震診断の結果により耐震改修の一環としてご検討願います。
耐震補強にて剛性を加味した上に設置し減衰性を付加します。

制震ダンパーを外周部への設置する理由は?

外周部は重心・剛心より一番振られやすい遠い部分であるため、建物全体を粘り強くするには理にかなった配置となっております。
※建物の回転運動を抑えるためには内壁に少量配置するより、外周部に多数設置が重要になります。(部分的に配置しても、そこだけの性能が向上するだけで終わってしまいます。偏心や階ごとの荷重を考慮しないと逆効果になってしまう恐れもあります。)
建物の回転変形を抑える事により、建物全体に均一に分布するような配置で建物を強くします。

ダンパーは柱頭を中心に設置とありますが、柱脚には設置しなくてよいのですか?

柱頭と柱脚で比較した場合、柱頭の方が揺れるようになっており、また、建物の外周部の方が内部より揺れるようになっております。
コストと効果のバランスを考慮して、外周部の柱頭をメインに分散して配置することにより、最大限に効果を発揮して家全体をしっかり守ります。

どこに設置するのですか?

2階建ての建物であれば、1階柱頭を基本に重心・剛心より遠い外壁周りへの設置を行います。
現在揺れをどこか一点に集中させる工法は存在しません。
よって、一番大きく揺らされる家の外周に分散して配置することにより効率よく地震エネルギーを吸収させます。

αダンパーExⅡは、どのような建物にも装着可能ですか?

在来軸組工法・2×4等の木造建築物に設置可能です。
鉄骨造・鉄筋コンクリート造には設置できません。
また、テクノストラクチャー工法など一部の木造建築物にも設置できないことがございます。

費用

αダンパーExⅡ取り付け後の補償(保証)は?

耐久性は、建物の寿命以上のものはありますが、製品の保証としては120年となります。
詳細は120年製品保証のページをご覧ください。
建物に関する保証はございません。

αダンパーExⅡの価格はいくらぐらいですか?

弊社までお問合せ下さい。

その他

地震保険等の減額はありますか?

地震保険は、耐震等級にての減免となるため現在は減額はございません。
しかし、αダンパーExⅡには地震保険以上のメリットがございます。
設置することにより損傷が減るということは「補修費用が減る」ということになります。
地震保険の補償は火災保険の半額です。
例えば2,000万円の家を購入した場合、最大で1,000万円になります。
これは、建物が全壊した場合、半壊でその50%。一部損傷になると5%となり僅か50万円となってしまいます。
まずは建物に損傷を与えないようにしたい。これが制震の原点となっております。

オイルダンパーはオイル漏れの心配はないの?

αダンパーExⅡはオイル漏れをしたというクレームは一度も頂いたことがございません。
ダンパー本体に、厳選したパッキンと3層のオイルシールを施した外気に触れない構造になっており、オイル漏れが起こらないことを耐久性試験にて確認しています。
また、製造時にダンパー一本一本の動作チェック、品質測定、シリアル番号管理を行っており、不良品が出荷されることはございません。
さらに、万全を期すために、2019年5月度より、第三者機関に依頼し、弊社製品をランダムに数本選び、性能値が基準内に収まっているか確認いただいております。今後も定期的に依頼を行い、常に最高の品質の製品を出荷できるよう努めています。
※万が一、オイル漏れの事案が発生した際には、製品交換及び交換に発生する工事費の負担は全て弊社で行います。

制震ダンパー配置計画図(仮配置)とは何ですか?

平面図・立面図等により見積段階で配置した図面です。図面に『仮配置』の記載があります。
構造・金物の確認をしておりませんので、最終的には位置の調整が必要な場合があります。
基礎伏図・柱金物図・耐力壁図・最終プレカット図にて最終配置をご送付お願いします。

制震ダンパー配置計画図作成にどれくらいかかりますか?

営業日で中3日頂いております。余裕を持ってご依頼下さい。
急ぎの場合は、その旨をご連絡下さい。
設計に確認の上提出日を決めさせて頂きます。
見積もりのみ急ぐ場合は、本数のみ先に算出する事が出来ます。

ほこりや木くずが付着しても問題ありませんか?

オイルダンパーにとって重要な可動部分(シャフト)には、ゴム製の伸縮可能な防塵カバーを設けております。
ほこりや木くず、施工時の傷からも守ります。
吹付の断熱材の中にそのまま埋め込んでいただいても問題ございません。

耐熱温度は何度ですか?

αダンパーExⅡの耐熱温度は200℃以上になります。

どれくらいの温度環境を想定していますか?

日本の温度環境を想定し、日本全国どこの地域でもご使用いただけます。

火事になった場合、燃えませんか?

αダンパーExⅡのオイルは少量であるため、オイルが原因で燃え広がることはありません。

1階が駐車場の家に住んでいるのですが、1階の駐車場部分が揺れます。制震装置で揺れを軽減することができますか?

1階の駐車場部分が揺れる理由として、柱が足りず剛性(耐震強度)が足りていないことが原因として考えられます。
その状態で制震ダンパーを施工しても揺れを軽減することはできない可能性が高いです。

3階建ての家に住んでいるのですが、2階にある洗濯機からの揺れが気になります。制震装置で揺れを軽減することができますか?

制震装置は地面からの揺れを軽減し、建物全体の変位量を軽減することはできますが、建物内部から発生したピンポイントな部分の揺れを軽減するという点に関しては保証できかねます。