いつまでも続く余震に強い住宅とは|耐震性の向上だけでは不十分?

現在、連日のように日本のどこかで地震が発生しています。

そしてご存知のとおり、過去にも大きな地震が幾度となく繰り返されています。

中でも大きな地震が起きた後のいわゆる「余震」は、本震で経験した恐怖心がさらに高められ不安にさせられるものです。

余震はいつまで続くのでしょうか。

この記事では「余震」に注目し、余震とはどんなものでいつまで続くのか、そして余震に強い住宅とはどのような住宅なのかについてご紹介します。

余震について知りたい方、余震にも強い住宅をお考えの方はぜひご参考下さい。

この記事を読んだらわかること

・余震・前震・本震とはどういうものか、余震はいつまで続くのかがわかります。
・余震に強い住宅とはどのような住宅かがわかります。

余震とはどういうものなのか

地震

まず余震とはどういうものかを改めて確認しておきましょう。

余震とは

余震とは、「大きな地震の発生後にその震源近くで引き続いて多数発生する、最初に発生した大きな地震よりも小さな地震」のことをいいます。

「最初に発生した地震よりも小さい地震」とされていますが、大きな地震でダメージを受けた状態へさらに地震が続くことにより被害の拡大も懸念されるため、注意が必要です。

余震に限らず、大きな地震が起きた後の2、3日後~1週間程度は、最初に発生した大きな地震と同程度の地震が起きる可能性が高いため注意しておく必要があります。

なお、大きな地震が発生した後、気象庁は今後の地震活動の見通しや防災上注意すべきことなどの呼びかけ等を行っています。

これは平成28年8月に公表された「大地震後の地震活動の見通しに関する情報のあり方」の指針に沿って行われています。

その際、後に規模の大きな地震への注意を怠ることがないようにするためという理由から、「余震」ではなく「地震」という言葉が用いられています。

前震、本震とは

地震に対しては余震の他に前震本震という表現を用いることがあります。

一般的に前震は本震に先立って起きていた地震のことを指し、本震は一連の地震活動において最も規模の大きかったものを指します。

地震のパターンは大きく次の3つに分けられます。

  • 本震-余震型
  • 前震-本震-余震型
  • 群発的な地震活動型

本震のあとに余震が発生するいわゆる「本震-余震型」の地震では、最初に発生した一番大きな地震を本震といいます。

「前震-本震-余震型」の地震では、その中で一番大きな地震を本震といいます。

一方「群発的な地震活動型」の地震は地震が起きたりおさまったりしながら一定の期間続くもので、本震とされるようなその中で飛びぬけて大きな地震はありません

前震は明確な定義がないため、この地震が前震かどうかは、一連の地震活動が終わり解析が進められた後にわかってくるものです。

また、「本震-余震型」の地震は多くみられるものの、大きな地震の発生直後にそれが本震であるかどうか判断することは難しく、大きな地震が複数回繰り返される場合などはどれが本震か決めにくいケースもあります。

余震はいつまで続くの?

余震

大きな本震後にずっと余震が続いていると、「一体いつまで続くのか?」という気持ちになることは想像に難くありません。

しかし、実は余震は「いついつまでで終わる」ということがありません

本震後一週間以内に収まるケースもあれば、数年以上も余震が続いているケースもあるのです。

「余震とは」の項目でも少し触れましたが、本震が震度5弱以上のような大きな地震である場合、その後1週間程度以内、特に最初の2、3日程度以内に規模の大きな余震が発生する可能性が高い傾向にあります。

また、本震の規模が大きいほど規模の大きな余震が長く続く傾向にあります。

地震ごとの余震のグラフ
出典:気象庁HP

余震の観測が比較的短期間で終わったケースとして、2011年に発生した「長野県北部の地震」や2000年に発生した「鳥取県西部地震」が挙げられます。

下側のグラフを見ると、両地震とも地震発生後から5日以内には余震がおさまっていることがわかります。

このように本震後数日で余震がおさまる場合もあります。

一方で1995年に発生した「兵庫県南部地震」は、現在でも2ヶ月に1回程度、震度1以上の余震が続いています。

「兵庫県南部地震」の例のように本震から20年以上経っても、いつまでも小規模な余震が続いているというケースもあります。

また、2016年に発生した「熊本地震」では、最初の大きな地震が「マグニチュード6.5」であったにもかかわらず、発生の約28時間後にはさらに大きな「マグニチュード7.3」の地震が発生しています。

これは本震以上の地震が来ることが十分にあり得ることを表しています。

繰り返しになりますが、余震はいつまで続くかわからず本震以上の地震が起きる可能性もあるため、大きな地震が起きた後は十分に注意をしておく必要があります。

住宅の耐震化だけでは余震に効果がない場合も

住宅の耐震化

このように地震の多い日本では、ご存知のように住宅の「耐震化」もどんどん進められています。

建築基準法の改正による耐震基準の強化やその後の度重なる改正、品格法による耐震等級の表示など、住宅を取り巻く耐震性能は着実に向上しています。

しかし耐震化された住宅に住んでいれば、いつまでも繰り返される余震が起きても安心、というわけではありません。

<参考コラム>耐震基準はいつ改正されたの?「旧耐震基準」と「新耐震基準」の違いとは?

耐震化住宅の弱点

耐震

住宅に用いられる地震対策には、「耐震・免震・制震」があります。

そして「耐震」は、現在の日本の一般住宅では最もポピュラーな方法です。

耐震とは、住宅に用いる部材や構造等を強固で頑丈にし、地震に耐えられるようにする技術です。

住宅自体の強度を上げて、地震による崩壊や損傷を防ぎます。

このように建物の「剛性」を高める優れた技術の耐震ですが、

  • 揺れを抑制する効果は期待できない
  • 揺れが直接住宅に伝わるためダメージを受けやすい
  • 繰り返しのゆれに弱い

といった弱点があります。

これは頑丈であるが故の弱点ともいえます。

余震に強い住宅とは

大きな地震だけでなく余震が来ても安心して住むためには、繰り返しの揺れへの対策もしておきたいところです。

住宅の余震への対策としては、次の二つが挙げられます。

「免震」を取り入れる

免震

免震とは、建物と土台の間に免震装置を設置し、地震の揺れを建物に伝えないようにする技術です。

地盤と建物を切り話すことができるため、建物の倒壊だけでなく住宅内部のダメージも防ぎ、余震などによる繰り返しの揺れにも効果が期待できます。

建物自体の揺れも大幅に軽減できる大変優れた技術ですが、導入にするには高いコストが必要となります。

また、一般住宅では基礎と建物の間に免震装置を設置するため、基本的に新築時に行われるケースがほとんどです。

既存住宅に免震を取り入れる場合は、既存の建物をジャッキアップしたり解体したりといった大掛かりな工事になります。

コストもさらに必要となるためあまり現実的ではないといえます。

「制震」を取り入れる

制震

制震とは、建物に制震装置を設置し、地震の揺れを吸収して抑制する技術です。

建物の揺れを低減し、建物の倒壊や損傷を防ぎます。

免震と同様に余震などによる繰り返しの揺れや強風による揺れにも効果を発揮します。

また、揺れによるエネルギー吸収することで、免震ほどではないものの耐震よりも住宅内部の損傷への効果が期待できます。

免震と比較すると住宅内部では揺れを感じますが、免震よりコストは低く制震装置の種類によっては新築だけでなく既存住宅への設置も比較的容易です。

また、耐震化された住宅と組み合わせることでより効果を発揮する、という特徴があります。

制震装置は一般的にオイル、ゴム、鉄鋼などを素材とする「制震ダンパー」が用いられます。

まとめ:余震に強い住宅にするには耐震プラス免震・制震がおすすめ

余震に強い住宅にするには

地震大国の日本において、「耐震」はとても取り入れやすく優れた技術です。

しかし大きな地震だけでなく、その後いつまで続くかわからない余震にも強い住宅にするならば、耐震と組み合わせて免震や制震の技術を取り入れるとより安心です

耐震が併せ持つ弱点を上手に補っていくことで、相乗効果を得ることができます。

耐震住宅へ制震装置を設置しよう

大きな地震は、いつどこででも起きる可能性があります。

その後の余震への対策もしておきたいものですね。

コスト面や設置のしやすさなど、今からでも可能な余震対策として現実的であるのは、「耐震+制震」ではないでしょうか。

耐震化された住宅に制震装置を設置すれば、お互いの弱点を補い合いながら制震の効果をより高く発揮してより安心・安全な住宅にすることができます。

「耐震+制震」で 、いつまで続くかわからない余震への不安を少しでも減らしてみてはいかがでしょうか。

制震装置「αダンパーExⅡ」のご紹介

トキワシステムの制震装置「αダンパーExⅡ」

住宅への制震装置は、トキワシステムの制震装置「αダンパーExⅡ」をおすすめします。

トキワシステムは、自動車トランスミッションの計測器の設計開発解析・測定に携わるパイオニア集団として、長きにわたり自動車業界に従事してきました。

その後、国立大学からの要請によって木造住宅耐震性能試験装置の開発に携わり、1999年には制震装置「αダンパーExⅡ」を開発し、現在に至ります。

トキワシステムの制震装置「αダンパーExⅡ」 は 、特殊オイルを用いたオイルダンパーです。

  • 耐震住宅の建物変形を最大55%低減させる技術力の高さ
  • 圧倒的な小型化による施工効率の高さ
  • 120年の耐久性と製品保証によるメンテナンス性の高さ
  • コストパフォーマンスの高さ

このような点において、 数ある制震ダンパーの中でも安心・高品質な制震装置です。

圧倒的な小型化により施工も容易なため、 新築の住宅はもちろん既存住宅への設置も可能です。

次の実証実験結果をご覧ください。

「αダンパーExⅡ」実証実験結果

耐震工法で建てられた住宅に制震装置「αダンパーExⅡ」 を設置すると、建物の変位が大きく軽減されることがわかります。

建物の変位量を55%低減

また、 耐震工法で建てられた住宅に 制震装置「αダンパーExⅡ」を設置することで、柱の変位量が最大55%低減できることがわかります。

制震装置「αダンパーExⅡ」 は、このような技術で大切なお住まいを守ります。

おかげさまで 中部圏を中心に「16,000棟」という東海地域でナンバーワンの供給実績を誇り、多くのお客様に満足いただいています。

大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―

トキワシステムの制震装置「αダンパーExⅡ」

いつ起きてもおかしくない地震。

誰もが地震から家族や住宅を守りたいと願うものです。

トキワシステムの制震装置「αダンパーExⅡ」は、耐震住宅の弱点を補いつつ建物の倒壊防止に効果を発揮します。

大切なお住まいに制震技術をプラスして、より安心・安全な住宅にしてみませんか?

技術力の高いトキワシステムが提供する安心・高品質な制震装置 「αダンパーExⅡ」 であれば建物をしっかりとサポートし、お客様からのさまざまなご要望にもお応えします。

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください

トキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」製品紹介

トキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」製品サポート

トキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」よくある質問

監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021