日本で地震の多い場所はどこだろう
世界の中でも地震の発生の多い国、日本。
平成の時代では、阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など大きな地震が発生しました。
地震などの自然災害の恐ろしさは、いつ、どこで起こるのか分からない部分です。
ただ今までの発生から学べること、それを活かしながら対策をすることは、可能です。
今回は世界の中でも地震の発生回数の多い日本ですが、どこの県が実際多いのでしょうか。
実際に公開されているデータから、調査してみましょう。
目次
地震の大きさを示すマグニチュードって
都道府県の地震回数を調べる前に、地震の基本を解説していきましょう。
地震のニュースなのでよく耳にするキーワードで「マグニチュード」があります。
マグニチュードとは、地震そのものの大きさ(規模)を表す単位になります。
そしてこちらも同じように地震発生の場合発表されている「震度」は、ある大きさの地震が起きた時「わたしたちが生活している場所での揺れの強さ」のことを表しています。
「震度」は気象庁から、10階級(0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7)で区別されています。
マグニチュードが大きければ震度が大きくなると思われがちですが、マグニチュードと震度の関係は地震発生の距離も大きく係わってきます。
例えばマグニチュードの小さい地震が発生した場合でも、震源からの距離が近いと地面は大きく揺れます。
そのため「震度」は大きくなります。
その反対にマグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠い場合は、地面の揺れはマグニチュードの数値は大きくてもあまり揺れません。
どの位の規模の地震が、自分たちの暮らす環境からどの位離れているのかが、揺れを左右するのです。
全世界の10%のマグニチュード5.0の地震が、全世界の20%にもなるマグニチュード6.0以上の地震が、日本周辺で発生していると言われているのです。
日本で地震に対する知識を高めること。
そして建物に地震対策が重要と考えられていることには、地震の発生回数の多さが関係しています。
地震にも種類がある
地球の表面は、固い岩盤(プレート)で覆われています。
そして地球も生きているので、そのプレートをゆっくりと動かしています。
日本の周りには4つの岩盤の上に乗っている状態です。
そのため陸は海底に引き込まれる現象が起きるため、岩盤の境目では地震が起き易いとされています。
そして地震とひとまとめにされていますが、大きく分けるとふたつの種類に分かることができるのです。
海の地震とは
プレートが原因となる海溝型地震を「海の地震」と言います。
日本は島国のため、周りを海で囲まれています。
日本の周りにあるプレートの境界で地震が発生するため、被害が広範囲になる可能性が高まります。
そして揺れの時間も長いため、津波などの被害が発生することが懸念されるのです。
近年では、東日本大震災の地震発生の原因となっており、地震の揺れに合わせて大きな津波が発生し、甚大な被害となってしまいました。
陸の地震
活断層が原因となり発生するのが、「陸の地震」です。
私たちが暮らす生活環境は、陸のプレートの上に成り立っています。
陸の地震は、陸のプレートの中でおきる地震となり、「直下型地震」とも呼ばれています。
海の地震とは違い、震源の真上に生活環境がある、大都市があるなど、直接的な危険性も高まります。
震源からの距離も近くなるため、マグニチュードが大きかった場合大きな揺れが想定されるのです。
近年では、阪神・淡路大震災や熊本地震など、地震の揺れによって大きな被害が発生してしまいました。
同じ地震でも気をつけなければならないポイントが違う
一言で地震と言っても、どこが震源になるのかによって注意するポイントは大きく変化します。
海の地震であれば、揺れの他にも津波などの発生にも注意が必要です。
実際この10年間に、どれくらいの地震が私たちの生活を脅かしてきたのでしょうか。
地域ごとに発生回数を調べてみましょう。
地震の多い県はどこだろう
天気や地震などを含む自然災害の情報などを発表している気象庁では、都道府県ごとの地震の回数や大きさなど、さまざまな情報を調べることができます。
今回は気象庁のデータから調査しましたので、地域分けも「地方季節予報で用いる予報区分11地域」に分類しました。
地域分けはいろいろな分け方がありますが、気象庁の場合山口県が中国地方ではなく九州北部地方に分類されていることが特徴的です。そして三重は近畿ではなく、東海に分類されています。
※出典:
過去10年間の都道府県で起こった地震回数
今回の調査は、地震の発生日時を2010年6月/10日~2020年6月9日で行いました。
※震度1から震度7までの合計数となっています。
全国の地震発生回数は、以下の通りになっています。
※ 出典:震度データベース検索より算出|気象庁
全国の中でも、東日本大震災の起こった東北地域(青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県)を合わせると、23352回と数が多くなっています。
そして次に注目したいのが、日本の首都である東京を含む関東甲信地域(東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県)でも、23505回という数多くの地震が発生しているのです。
地震の怖さは、発生した地域だけでなく周りにも甚大な影響を与えてしまうことです。
例えば東京などの大都市を直撃した場合、経済などへのダメージはもちろんですが、生活に必要な物資が地方へ届けられないなど、離れた地域の人にも大きな影響をもたらします。
地震の多い都道府県TOP15は?
個別の都道府県を調査すると、下のようなランキングになりました。
※ 出典:震度データベース検索より算出|気象庁
地震の発生件数の1番多い都道府県は、福島です。10年間で7457回も地震が発生しています。
そして茨城(6696回)、宮城(5693回)、岩手(5041回)、熊本(4733回)となっています。
一方地震の少ない都道府県TOP5は、
43位 奈良 228回
44位 福井 204回
45位 香川 172回
46位 三重 171回
47位 富山 160回 となっています。
大きさの違いはありますが、日本全国どこでも発生していると感じていた方も多いのではないでしょうか。
同じ日本国内でも、このように大きく違いがあることが分かりました。
ただ地震の恐ろしさは、今までなかったから発生しないとは言えない部分ことです。
阪神淡路大震災の発生した兵庫県は、この10年間で335回と34番目と少ない回数になっています。
地震よりも台風というイメージのある沖縄県では、789回も地震が発生しているのです。
ランキング上では低くても、いつ災害レベルの巨大地震が発生するとも限らないのです。
日頃からしっかりと地震に対する意識を高めること、自分や家族の命を守れる住宅の地震対策が必要不可欠なのです。
震度データベース検索(https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php)では、地震・津波の観測・解析データや震源リスト、今回算出した震度データベース検索など、たくさんの情報を確認することができます。
興味のある方は一度調べてみてはいかがでしょうか。
参考コラム 制震ダンパーとは?その種類や特徴について解説
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