【最新版】過去10年間で地震の多い県のランキングを調べてみました

地震の多い県ランキング

地震大国日本では、かなりの頻度で日本のどこかで起きている地震の速報を目にします。

このような中、「地震の多い県はいったいどこなのだろう」と気になったことはありませんか?

そこでこの記事では過去10年間において地震の多い県を調べ、震度で分けてランキング形式で表してみました。

ここ最近で地震が多い県がどこか気になっている方はぜひご一読ください。

この記事を読んだらわかること

・日本で地震の多い県についてランキング形式で知ることができます。

まずは「震度」について知っておこう

地震のイメージ

地震の程度を表すとき、「震度○○」といった表現が用いられます。

「震度」とは「地震の揺れの強さを表す数値」のことで、その場所でどれだけの揺れが観測されたかを知る目安となります。

日本で用いられている震度は「気象庁震度階級」と呼ばれるもので、震度0~7まであり、数値が大きいほど揺れが強なります。

震度0~7のうち震度5と震度6には、1996年4月の震度階級改定よりそれぞれ「弱」と「強」が設けられ、10段階となりました。

これは1995年に発生した阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)において、同じ震度5・震度6を観測した地域でも被害状況にばらつきがあったためといわれています。

ちなみに震度と一緒によく耳にする言葉にマグニチュードがありますが、マグニチュードとは「地震のエネルギーの大きさ(規模)を表す数値」です。

こちらは地震自体のエネルギーの大きさを表しており、マグニチュードが大きいほど地震のエネルギーが大きいということになります。

<参考コラム>地震の震度とマグニチュードの違いとは?地震の基礎知識を知っておこう

震度0~7の揺れとは

では震度0~7のそれぞれについて、どれくらいの体感や被害があるのか揺れの状況を確認しておきましょう。

以下は「気象庁震度階級関連解説表」を基にまとめています。

震度0

  • 人は揺れを感じない。

震度0では人はほとんど揺れを感じませんが、地震計には記録されます。

震度1

  • 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。

震度1では就寝中など横になって静かにしている場合などに、揺れを感じる人もいます。

震度2

  •  屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。

震度2からは、おおよそ半数以上の人が「地震があった」と体感する程度の揺れを感じます。

震度3

  • 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。

震度3では、屋内で静かな状況ではなくとも多くの人は揺れを体感します。

震度4

  • ほとんどの人が驚く。
  • 歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。
  • 眠っている人のほとんどが、目を覚ます。
  • 電灯などのつりさげ物は大きく揺れる。
  • 棚にある食器類が音を立てる。
  • 座りの悪い置物が倒れることがある。

震度4では、就寝中の人も目を覚ますほどの揺れを感じますが、目に見えた住宅への被害は見られないことがほとんどです。

震度5弱

  • 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
  • 棚にある食器類や本が落ちることがある。
  • 電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。
  • 座りの悪い置物の大半が倒れる。
  • 固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。
  • 地面に亀裂や液状化が生じることがある。
  • 斜面では、落石やがけ崩れが発生することがある。

地震が震度5弱になると、多くの人が恐怖感を覚えるレベルの揺れを体感することになります。

このくらいから耐震性の低い木造住宅では、壁などに軽微なひび割れや亀裂がみられることがあります。

震度5強

  • 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど行動に支障を感じる。
  • 棚にある食器類や本で落ちるものが多くなる。
  • 固定していない家具が倒れることがある。
  • 窓ガラスが割れて落ちることがある。
  • 補強されていないブロック塀が崩れることがある。
  • 据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。
  • 自動車の運転が困難となり、停止する車もある。
  • 地面に亀裂や液状化が生じることがある。
  • 斜面では、落石やがけ崩れが発生することがある。

地震の中でも震度5強からは、中規模地震と位置付けられます。

震度5強になると耐震性の低い木造住宅では壁へのひび割れや亀裂を生じたり、柱の破損や傾くものもみられます。

震度6弱

  • 立っていることが困難になる。
  • 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。
  • ドアが開かなくなることがある。
  • 多くの建物で壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。
  • 地割れが生じることがある。
  • 斜面では、がけ崩れや地すべりが発生することがある。

震度6弱では、耐震性の低い木造住宅ではひび割れや亀裂がみられ、中には倒壊するもの増えてきます。

耐震性の高い住宅でも、壁や柱が破損するものがでてきます。

震度6弱
出典:気象庁HP 震度6弱

震度6強

  • 立っていることができず、はわないと動くことができない。
  • 揺れにほんろうされ動くこともできず、飛ばされることもある。
  • 固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。
  • 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。
  • 補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。
  • 大きな地割れが生じたり、がけ崩れが多発し、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがある。

震度6強に達する地震は、大規模地震に位置付けされます。

耐震性の低い木造住宅では倒壊するものが多くなり、耐震性の高い木造住宅でも壁や柱がかなり破損するものがでてきます。

震度6強
出典:気象庁HP 震度6強

震度7

  • 立っていることができず、はわないと動くことができない。
  • 揺れにほんろうされ動くこともできず、飛ばされることもある。
  • 固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。
  • 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が更に多くなる。
  • 補強されているブロック塀でも破損するものがある。
  • 大きな地割れが生じたり、がけ崩れが多発し、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがある。

震度7は気象庁震度階級でも最も高い階級で、2011年に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)や1995年に発生した阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)の震度が該当します。

耐震性の低い木造住宅は傾くものや倒れるものがさらに多くなり、耐震性の高い木造住宅でもまれに傾くものがみられます。

震度7
出典:気象庁HP 震度7

最新版・地震の多い県のランキング

地震が多い県

「最近地震が多いな」と感じている人もいるかもしれませんが、昨今は日本各地で大小問わず地震が発生しています。

感じていない地震も含めると、相当数の地震が発生していることでしょう。

最近地震の多い県はどこなのか、実際のデータをもとにランキングを作成して確認してみましょう。

地震の多い県の集計方法

地震の多い県のランキングを作成するにあたって、次のような集計方法を用いました。

①気象庁「震度データベース」を用いて集計

②期間:過去10年間(2021年10月1日~2022年9月30日)

③震度1~7の全ての地震、震度5弱以上の地震に分けて、それぞれ集計

地震の多い県のランキング(震度1~7)

上記の期間で、震度1~7の地震回数が多い県のランキングは次のようになりました。

過去10年で地震の多い県のランキング(震度1以上)
※気象庁「震度データベース」より算出

なお、以下の順位は次の通りです。

11 青森県  (1459回)
12 長野県  (1436回)
13 大分県  (1178回)
14 埼玉県  (1076回)
15 群馬県  (1067回)
16 宮崎県  (944回)
17 沖縄県  (911回)
18 神奈川県 (853回)
19 岐阜県  (835回)
20 静岡県  (812回)
21 和歌山県 (720回)
22 鳥取県  (692回)
23 新潟県  (670回)
24 山形県  (661回)
25 秋田県  (653回)
26 福岡県  (593回)
27 長崎県  (567回)
28 山梨県  (470回)
29 石川県  (382回)
30 愛媛県  (364回)
31 兵庫県  (341回)
32 京都府  (335回)
33 岡山県  (332回)
34 広島県  (324回)
35 高知県  (313回)
36 大阪府  (297回)
37 島根県  (297回)
38 佐賀県  (293回)
39 愛知県  (272回)
40 徳島県  (262回)
41 山口県  (260回)
42 奈良県  (224回)
43 滋賀県  (209回)
44 福井県  (192回)
45 香川県  (177回)
46 三重県  (167回)
47 富山県  (113回)

熊本県では2016年4月14日に震度7を記録する熊本地震が発生しているためか、この10年間では地震の回数が多くなっています。

また、2011年3月11日に起きた東日本大震災において特に大きな被害を受けた被災3県(岩手県、宮城県、福島県)も、地震の多い県のランキング上位に入っており、いまだ余震が続いていることがうかがい知れます。

首都直下型地震が懸念される南関東地域(東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、神奈川県、山梨県)もランキング上位に位置しているのがわかります。

<参考コラム>日本の地震ランキング【関東版】を調べてみました|近隣地域によって建物への危険度は変化する

地震の多い県のランキング(震度5弱以上)

また、上記の期間中に震度5弱以上の地震が多い県のランキングは次のようになりました。

※気象庁「震度データベース」より算出

なお、以下の順位は次の通りです。

11 秋田県・山形県・新潟県・愛媛県(3回)
12 群馬県・神奈川県・大阪府・兵庫県・和歌山県・島根県・徳島県・高知県・長崎県(2回)
13 福井県・山梨県・滋賀県・京都府・奈良県・鳥取県・岡山県・広島県・山口県・香川県・福岡県・佐賀県・沖縄県(1回)
14 富山県 ・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県 (0回)

やはり熊本県や東北・関東地域が多くランキング上位にあり、過去に起きた地震の影響がうかがい知れます。

大規模な地震が起きた後は余震が起きることが多いですが、余震はそのご何年、何十年も続くケースも少なくありません。

<参考>いつまでも続く余震に強い住宅とは|耐震性の向上だけでは不十分?

地震の回数が少ないから安心という訳ではない

では上記のランキングで上位に入っていない、地震が比較的少ない県は安心かというと、そうではありません。

確かに過去の地震や活断層の有無などで地震の多い地域と少ない地域とがあります。

しかし、何の前触れもなく災害レベルの大規模な地震が起きる可能性があるのが地震の恐ろしいところです。

実際に、今後起きる確率が高いとされている「南海トラフ巨大地震」は今回のランキングでは上位にない県の多い西日本を中心に甚大な被害が想定されており、東海地方でも被害が懸念されています。

つまり現時点で地震の回数が多い少ないにかかわらず、いつ地震が起きても対応できるよう平時から地震へ備えておくことがとても大切です。

まとめ:地震の多い県だけでなくどこでも対策は必要

住宅の地震対策のひとつ耐震診断

いまや日本中、いつどこで大規模な地震が起きるかわからないと言っても過言ではありません。

「自分の住んでいる地域は地震が少ないから大丈夫」と安心するのではなく、何も起きていない時にこそ地震へ備えた対策を行っておき、日頃から地震への意識を高めておくことが被害を少しでも軽減することにつながります。

住宅の地震対策として注目されている「制震ダンパー」の設置

制震ダンパーαダンパーExⅡ

普段過ごす住宅への地震対策は、私たちの命を守るうえでとても重要です。

過去の大規模地震を教訓に政府が主導して住宅の耐震化が進み、その効果も発揮されつつあります。

しかし、耐震化だけでは繰り返す余震に対応できないことはご存知でしょうか。

耐震化は最も一般的で効果のある建物への地震対策ですが、繰り返しの地震や余震に対する建物へのダメージへの効果は期待できず、建物への損害は蓄積してしまいます。

そこで昨今、住宅への地震対策として注目されているのが、耐震化された住宅へ「制震」の技術を取り入れる方法です。

住宅へ制震技術をプラスすることで、耐震だけでは補いきれない弱点をカバーすることができます。

制震を取り入れるには、住宅に「制震ダンパー」と呼ばれる制震装置を設置する方法が最も一般的です。

制震ダンパーとは、「地震による揺れを吸収して振動伝達量を抑えるための装置」です。

<参考コラム>制震ダンパーは効果や種類を検討し最適なものを設置しよう

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」とは

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」

トキワシステムがおすすめする制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は特殊オイルを用いたオイルダンパーで、次のような特長があります。

  • 建物の変形を約1/2に低減し、建物の損傷を大幅に軽減する高い性能
  • 副資材が不要、半人工以下の簡易施工を実現する施工性の高さ
  • 120年の製品保証とメンテナンスフリーの実現による耐久性の高さ
  • コストパフォーマンスの高さ
  • さまざまな研究機関などで実施した実証実験による信頼性
  • 16,000棟以上にもおよぶ採用実績

次の実証実験結果をご覧ください。

耐震工法で建てられた住宅に制震装置『αダンパーExⅡ』 を設置すると、設置前に比べて大きく地震の揺れが軽減されることがわかります。

(※radとは、radian(ラジアン:層間変形角を意味する国際単位)の略で、柱の傾きを示し、分母の数字が大きくなるほど実際の傾きは少なくなります。)

このように数ある制震ダンパーの中でもトキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は安心・高品質な制震装置で、小型化により施工も容易なため住宅の新築時の施工はもちろん、既存住宅への設置も可能です。

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いつ起きるかわからない地震。

恐ろしい地震から、誰もが家族や住宅を守りたいと願うものです。

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ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください

監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021