【日本で発生する災害の種類一覧】13の災害を知って万一に備えよう

【日本で発生する災害の種類一覧】13の災害を知って万一に備えよう

日本は災害の多い国です。地震や台風を始めとする災害に対して、普段から恐怖を感じる人も少なくはないでしょう。

災害に備えて対策を講じるなら、まずは日本においてどんな災害が発生するのかを知ることが大切です。

本記事では、日本で発生する可能性のある13の災害について、まとめて解説しています。

これから引っ越す人や住宅を建てる人などで、災害への不安を感じる人にとって安心につながる記事となっているので、ぜひ最後まで見てみてください。

この記事を読んだらわかること

・日本で発生する「13の災害」について

・災害への対処法も紹介

日本で発生する災害の種類一覧【非季節性】

はじめに、いつ発生するのかわからない非季節性の災害を紹介します。

地震〔普段から発生に備えておく〕

地震〔普段から発生に備えておく〕

関連リンク:気象庁 地震発生のしくみ

日本で災害と聞くと、まず思い浮かぶのは「地震」です。

地震は、地下の岩盤が急激にずれることで地面に揺れが伝わることで発生します。

地震が発生することで古い家屋を中心に倒壊が発生し、倒壊しない場合でも建物に歪みが生じたり家具が倒れたりしてケガをする恐れがあります。

関連コラム:日本で起きた3つの大地震がもたらしたものは?今後の対策を考える

日本にいる以上は、どこにいても地震の被害は避けられないので、耐震・制震・免震といった地震への対策を講じることが身体を守るのに効果的です。

中でも制震は、設置コストが安価で繰り返し発生する地震に対しても何度でも効果を発揮するので、積極的な設置をおすすめします。

 

津波〔ハザードマップの確認を〕

津波〔ハザードマップの確認を〕

関連リンク:気象庁 津波について

地震と関連して発生する恐れがあるのは「津波」です。

津波は地震が発生したとき、海水が持ち上げられることで海面が大きく上下して発生します。

津波は発生してしまうと対応するのが困難です。

事前にハザードマップを確認して、範囲内に建物を建築しないこと、または避難先を確認して有事にすぐに逃げられる体制を作っておくことが大切です。

関連コラム:地震の後に津波が来たらどうする?国の対策や避難方法を知っておこう

高潮〔ハザードマップの確認を〕

高潮〔ハザードマップの確認を〕

関連リンク:気象庁 高潮

「高潮」は台風など、強い低気圧が近づいたときに海面の水位が上昇することで発生します。

発生すると大きな範囲で浸水するとともに、長期間水が引きません。

対策は津波と変わらず、ハザードマップの確認が大切です。

台風など強い低気圧が来襲することが予想される場合は、事前に高台の避難場所に逃げておくことをおすすめします。

土砂災害〔避難場所を確保〕

土砂災害〔避難場所を確保〕

関連リンク:気象庁 土砂災害

「土砂災害」は、山・がけが崩れて、民家に土砂が流入することで被害を及ぼします。

土砂は大きな重量を持つため、一度自宅が被害に遭ってしまうと命を失う可能性が高い災害です。

土砂災害も、多くの場合は地表への降雨や地面に浸透した雨水で引き起こされるので、大雨が予想される前後に避難しておくことが大切です。
ハザードマップの確認もしておきましょう。

噴火〔火砕流・噴石・火山灰の範囲確認〕

噴火〔火砕流・噴石・火山灰の範囲確認〕

関連リンク:首相官邸 火山噴火では、どのような災害がおきるのか

地域によって多寡はありますが、日本は火山の多い国でもあります。

「火山の噴火」によって、噴火で飛ばされた石である噴石や、高温の火山灰や軽石が高い速度で流れ落ちる火砕流といった現象が発生します。

事前の予測が難しく、巻き込まれてしまうと命を失う可能性が高いので、必ず避けるべき災害です。

火山用のハザードマップも公開されているので、付近に火山があるなら確認しておきましょう。

強風〔窓への対策と片付け〕

気象庁では「強風」のことを”風の強い状態の総称”と呼んでいます。さらに風速が20m/sを超えると暴風警報が発令されて注意を呼びかけます。

暴風警報が発令される風が吹くと、屋外では細い木の幹が折れる、看板の落下飛散が生じて飛来物も想定されます。

窓への飛散防止フィルムの貼り付けや、雨戸・シャッターの設置など、事前の対策が効果的です。

関連リンク:気象庁 風の強さと吹き方

落雷〔自宅での待機〕

落雷〔自宅での待機〕

関連リンク:気象庁 「雷」による災害

積乱雲(いわゆる入道雲)が発生するような大気の状態が不安定なときに、雲と地上の間で放電が発生するのが「落雷」です。

雷が直撃すると8割の人が死亡するとされています。

建物の中は基本的に安全なので、雷の音がしたら自宅で待機しましょう。

電気設備から離れておくとさらに安心です。

竜巻〔窓への対策と片付け〕

竜巻〔窓への対策と片付け〕

関連リンク:気象庁 「竜巻」による災害

落雷と同様に、積乱雲が発生するような不安定な気象状態のとき、強い上昇気流によって発生するのが「竜巻」です。

自動車を超える移動スピードになることもあり、通過した場所では建物の倒壊・車の横転といった被害があります。

発生した場所の周囲では、巻き上げられたものの飛来も予想されます。
窓ガラスの割れを中心に様々な被害を引き起こすので、自宅での待機・雨戸やシャッターの設置が有効です。

日本で発生する災害の種類一覧【季節性】

つぎに、日本で発生する可能性のある災害の中で、季節ごとに発生する可能性のあるものを紹介します。

大雨〔他の災害へ発展しないか確認を〕

はじめに紹介するのは「大雨」です。

気象庁によると大雨とは”災害が発生するおそれのある雨””とされていて、具体的には30mm以上の雨が降った場合が該当するようです。

さらに気象庁では、雨の強さごとに大雨を下表のように分類しています。

1時間雨量(mm)

予報用語

屋外の様子

30以上50未満

激しい雨

道路が川のようになる

50以上80未満

非常に激しい雨

水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる

80以上

猛烈な雨

 

こうした雨量・用語、または屋外の様子に遭遇したら、続く洪水への備えを取ることをおすすめします。

関連リンク:気象庁 雨の強さと降り方

洪水〔ハザードマップの確認を〕

洪水〔ハザードマップの確認を〕

関連リンク:気象庁 洪水災害

続いて「洪水」とは、気象庁によると”大雨や融雪などを原因として、河川の流量が異常に増加することによって堤防の浸食や決壊、橋の流出等が起こる災害”とあります。

堤防の侵食・決壊や橋の流出は、身近で発生してしまえば命に関わる危険な災害です。

ハザードマップを確認することで、避難先の確認や被災範囲外に住まいを求める、といった対策を取ることができます。

大雪〔ライフライン停止・水道管凍結〕

地域によっては「大雪」に見舞われる場合もあります。

大雪とは”大雪注意報基準以上の雪。季節予報および天候情報においては、数日以上にわたる降雪により、社会的に大きな影響をもたらすおそれのある雪。”とあります。

具体的には、青森・秋田など特定の地域では20cmを超える場合、その他の地域では10cmを超える降雪のときが大雪に該当します。

自宅に関連する被害としては、停電や家屋の倒壊、落屑の重みによる窓ガラスの割れといった被害が想定されます。

雪が降り続く限り、雪下ろしをして屋根にかかる重量を軽減することしか手段がないので、居住するエリアの選択が大切です。

関連リンク:首相官邸 雪害では、どのような災害が起こるのか

台風〔常に”来るかもしれない”意識を〕

台風〔常に来るかもしれない意識を〕

夏季に日本に多く来襲する「台風」は、日本の南側で発生する低気圧の最大風速が17m/sに達するものを指します。

関連リンク:気象庁 台風とは

先述した強風の説明のとおり、平均風速が15mを超えると屋根瓦がはがれたり、雨戸・シャッターが揺れるなどといった場面に出くわします。

なお、台風によって発生した風で最も速い速度を記録したのは1966年の宮古島で、最大瞬間風速は85.3m/sです。

平均風速が40m/sを超えると”住家で倒壊するものがある、または鉄骨構造物で変形するものがある”とされているので、台風による風で自宅に影響を及ぼす可能性は十分にあります。

台風による建物の歪みに対しても、制震ダンパーは効果を発揮すると言われています。もしも制震ダンパーを設置する予定があるなら、小さな揺れからでも効果を発揮する『αダンパーExⅡ』の利用がおすすめです。

干ばつ〔断水に備えて水を貯める〕

干ばつ〔断水に備えて水を貯める〕

関連リンク:国土交通省 渇水リスクの増大

近年、梅雨のあとにニュースを賑わせるのは「干ばつ」または「渇水」です。

降雨量が少ないことで、水源である河川・ダムの流量・貯水量が減少してしまいます。

日常生活においては、水道水が止められる「断水」として影響を及ぼします。

対策としては、水道水を汲み置いておくこと、長期保存可能な水を備蓄しておくこと、風呂の残り水を利用するなど水を有効活用することが挙げられます。

まとめ:災害の特徴を知って対策を取ろう

日本で発生する可能性のある13種類の自然災害について解説しました。

どの災害も発生すると人命に大きな影響を及ぼすので、普段から対策を取っておくことが求められます。

中でも緊急度が高く、命の危険に結びつくのは「地震」です。万が一のとき、自宅の倒壊に巻き込まれないよう、耐震・制震など、複数の方法を検討しながら対策を講じることが大切です。

関連コラム:耐震・制震(制振)・免震の違いとは?コストやメリット・デメリットについて解説

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監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021