建売住宅の6つのメリット|気になる耐震性と更なる地震対策の方法とは?

建売住宅のメリットと地震対策


戸建てのマイホームをお考えの方の中には、建売住宅と注文住宅とで迷われる方も少なくないでしょう。

昨今の建売住宅は、一昔前までのイメージとはずいぶん変化しているのはご存知でしょうか。

今回のコラムでは建売住宅に注目し、建売住宅のメリットや建売住宅で心配されがちな耐震性についてお伝えするとともに、地震対策を更に高めるための方法をご紹介します。

戸建てのマイホームをお考えの方やこれから建売住宅の購入を検討されている方はもちろん、建売住宅の耐震性や地震対策に不安のある方、建売住宅を販売されており地震対策を更に高めたいとお考えの業者様もぜひご一読下さい。

この記事を読んだらわかること

・建売住宅のメリットがわかります。
・建売住宅の地震対策をより高めるための手段がわかります。
・工務店等では建売住宅を地震対策の面からの差別化して訴求する手段がわかります。

建売住宅とは

建売住宅のイメージ

「建売住宅」とは土地と建物がセットで販売されている新築住宅のことです。

基本的に建売住宅では建物は既に建てられた状態で販売されますが、建築中や建築前から販売されるケースも多々あります。

建売住宅の中でも住宅用に整地された土地をいくつかに分割し、その区画に建てて販売される住宅のことを「分譲住宅」といいます。

建売住宅の多くは分譲地に建てられることもあり、建売住宅と分譲住宅はほぼ同じ意味で用いられているのが現状です。

建売住宅のメリットは大きく分けて6つ

建売住宅のメリット

建売住宅は価格が比較的お手頃といったイメージがあるかもしれませんが、それ以外にも建売住宅には意外と知られていないメリットがいくつもあります。

優れたコストパフォーマンス

コストパフォーマンス

建売住宅のメリットとしてまず挙げられるのは、やはりコストパフォーマンスに優れている点です。

会社によって建売住宅のグレードにも違いがありますが、一般的な建売住宅は注文住宅と比較して価格が抑えめになっていることがほとんどです。

建売住宅の価格が抑えられている理由はいくつかありますが、

  • 規格が決まっているため申請等の諸手続きの費用があまりかからない
  • 基本プランをつくり、建材や設備などを大量仕入れすることで仕入れ価格を抑えている
  • 土地や建物の大きさを抑え目にして無駄なく区画割・建築されている
  • 上級グレードの設備や素材は用いない
  • 注文住宅と比較して打ち合わせなどの回数が少なく人件費が抑えられる
  • 土地と建物がセットになっているため1社契約となり、仲介手数料が余分にかからない

などによって価格が抑えられています。

これらによって、中にはタンクレストイレなど注文住宅並みの設備が用いられていたり、ローコスト住宅と比較した場合それら以上のグレードの設備や材料が用いられている建売住宅もあります。

このようにコストパフォーマンスに優れている点は、建売住宅の大きなメリットです。

完成した状態を見てから購入できる

住宅の内装

先にも述べたように、多くの建売住宅は土地に建物が建てられた状態で販売されます。

つまり、完成した状態の住宅を内覧してから購入するかどうかを決めることができるのです。

これは思った以上に大きなメリットといえます。

なぜなら注文住宅の場合、時間をかけてあらゆる設備や仕様を決めたにもかかわらず、出来上がってみると思っていたイメージと少し違う…といったケースは意外と多いからです。

あらかじめ内覧ができれば外観や室内もくまなく見れるので、後でイメージと異なるというリスクは極めて低いです。

また、建物だけでなくエリア全体や住宅周辺の雰囲気も実際に目で見て感じることが出来るのも、完成した状態を見れる建売住宅のメリットのひとつです。

最近はデザインもよい

建売住宅と聞くと、同じようなデザインの住宅がいくつも並んでいる様子を想像される方も多いのではないでしょうか。

確かにそのような形態の建売住宅もありますが、最近の建売住宅はデザインもぐっとよくなっています。

たとえばルーフバルコニーや小屋裏のある凝ったデザインや、外壁のアクセントに質の良い外壁材を用いたり、木目のルーバーでポイントをつくったりと、まるで注文住宅のようなデザインの建売住宅がたくさんあります。

分譲住宅であれば、分譲地全体の雰囲気を合わせてトータルでお洒落な街の一角となっているケースも多く、デザインがよりおしゃれになりつつあります。

価格を抑えながらデザイン面でも優れている建売住宅があるのは、購入者にとっては嬉しいメリットといえますね。

土地代金の準備やつなぎ融資などが必要ない

建売住宅、注文住宅、マンションなどに関わらず、マイホームの購入には大抵の方が住宅ローンを利用すると思います。

大前提として、住宅ローンは一般的に住宅が完成してから融資が実行されます。

注文住宅を建てる場合、住宅が完成するまでに着工金や上棟金などの費用が必要になります。

特に土地を購入して注文住宅を建てる場合は、土地の決済を先に済ませてからの建築となるため土地代金の準備も必要になります。

このような融資の実行が行われる住宅の完成までにかかる費用は、自己資金がない場合は「つなぎ融資」を利用するのが一般的です。

つなぎ融資とは、住宅が完成して住宅ローンが実行されるまでに必要な資金を一時的に立て替えてくれるローンのことです。

つなぎ融資を利用すると、当然ですが金利や手数料がかかります。

一方で建売住宅の場合は土地もセットで建物もすでに完成した状態で販売されるため、全てを住宅ローンで支払うことが可能です。

つなぎ融資にかかる金利や手数料を省けるだけでなく、あらゆる手続きの手間などもかからないのは建売住宅のメリットのひとつです。

比較的早い入居が可能

建売住宅のメリットに、入居までの期間が短いという点があります。

完成済みの建売住宅であれば契約後の即入居も可能ですし、だいたい1ヶ月前後で入居できる場合がほとんどです。

もちろん建築中の建売住宅は建物完成後となりますが、それでも注文住宅と比較すると圧倒的に入居までの期間が短いです。

これは入学や転勤などで引っ越しまでにあまり時間がかけられず入居を急いでいる方にとっては大きなメリットで、その後の生活設計も立てやすくなります。

一部の仕様が選べるケースもある

建売住宅のほとんどは外観や間取り、設備や室内の仕様があらかじめ決められています。

しかし建築前の段階であれば、物件によっては壁紙や床のカラーなど一部の仕様が選べる場合もあります

基本となる間取りやデザインは変えることはできませんが、一部でも仕様を選べれば建売住宅であってもより好みに近い住宅を実現することが可能です。

すべての建売住宅ではありませんが、このように多少の融通が利くケースもあります。

建売住宅で気になる耐震性は大丈夫?

建売住宅の耐震性は大丈夫?

ここまで建売住宅のメリットについてお伝えしましたが、デメリットにも触れておきたいと思います。

建売住宅のデメリットとしては、

  • 外観・間取り・設備・仕様などが決められているためこだわりやオリジナリティを出しにくい
  • 建築工事中の様子がわからないため耐震性などに不安がある

主にこの2点が気になるのではないでしょうか。

確かにこだわりやオリジナリティの点では、いくら建売住宅のデザイン性が高くなっていて物件によっては多少の希望がかなえられる場合であっても、注文住宅と比較すると劣ってしまいます。

その分、完成された状態をみて気に入れば、建売住宅のメリットをおおいに享受することができるのではないでしょうか。

完成後の物件は、当然ですが基礎工事などの建築工事中の様子がわかりません。

地震の多い昨今、特に耐震面は気になるのではないでしょうか。

では次項で建売住宅の耐震についてみてみましょう。

建売住宅も耐震基準に基づいて建築されている

建売住宅に限らず、現在建てられている住宅の耐震性を知るポイントは、耐震基準耐震等級です。

建売住宅の耐震基準

出典:国土交通省HP

耐震基準とは建築基準法によって定められている耐震性に関する基準で、建売住宅だけでなくすべての建物はこれに基づいて建てられています。

現在の耐震基準は1981年に建築基準法が改正されたときに強化されたもので、

  • 震度5強程度の中規模地震でも建物がほとんど損傷しない
  • 震度6強~7に達する程度の大規模地震でも建物が倒壊しない

という基準が設けられています。

建売住宅も耐震基準に基づいて建てられているので、最低限上記の耐震性は確保されています。

建売住宅の耐震等級

出典:国土交通省「 長期優良住宅のページ 」

耐震等級とは2000年より実施されている「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で設定された、建物の地震に対する耐久性の高さを示す指標のことです。

耐震等級には1~3まであり、耐震等級3>耐震等級2>耐震等級1の順で耐震性が高くなっています。

マイホームを検討したことがある方であれば、耐震等級はなじみのある言葉なのではないでしょうか。

先の品確法では耐震等級1に満たない住宅は建てられないとされているため、建売住宅の最低でも耐震等級1は満たしていることになります。

なお、耐震等級1は先述の耐震基準で定められているレベルと同程度とされています。

地震大国である日本では住宅の耐震性に対する意識が高い方が増えているため、耐震等級3程度の耐震性を備えている建売住宅も増えています。

したがって、一般的な注文住宅と比較しても大きな違いがある訳ではありません。

ただし注文住宅の中には耐震だけでなく「免震」「制震」といった技術を取り入れて、地震対策を強化した住宅もあります。

これらと比較した場合には、耐震等級3の建売住宅であっても強度に差が出てしまうこともあります。

<参考コラム>新築建売住宅の耐震性は安心?耐震等級や強度を知るポイントとは?

建売住宅に更なる地震対策をする方法とは?

耐震免震制震

耐震性では特に問題がない建売住宅に、更なる地震対策を施すにはどうすればよいのでしょうか。

住宅の地震対策には耐震を中心に免震や制震があり、中でも注目したいのが「制震」です。

制震とは制震装置(制震ダンパー)を設置することで地震の揺れエネルギーを吸収・抑制する技術のことで、

  • 建物の揺れと損傷を軽減
  • 建物自体の揺れを吸収するため、建物の変形を大きく低減
  • 繰り返しの地震にも効果を発揮
  • 免震と比較して施工効率が高く、低コストでの設置が可能

といった特徴があります。

制震は耐震が不得意とする繰り返しの揺れに対して効果を発揮するため、耐震化された住宅との相性がとてもよいのです。

また、免震よりも施工が比較的容易であり、コスト面も免震より大きく抑えることができます。

<参考コラム>耐震・制震(制振)・免震の違いとは?コストやメリット・デメリットについて解説

建売住宅にも設置が可能な制震ダンパー「αダンパーExⅡ」

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」

制震ダンパーには 素材や形状の違いから、オイルダンパー、ゴムダンパー、鉄鋼ダンパーなどいくつかの種類があります。

それぞれに特徴はありますが、いずれも耐震化された住宅に設置することで高い効果を発揮します。

<参考コラム>制震ダンパーは効果や種類を検討し最適なものを設置しよう

トキワシステムがおすすめする制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は、特殊オイルを用いたオイルダンパーです。

  • 建物の変形を約1/2に低減し、建物の損傷を大幅に軽減する高い性能
  • 副資材が不要、半人工以下の簡易施工を実現する施工性の高さ
  • 120年の製品保証とメンテナンスフリーの実現による耐久性の高さ
  • コストパフォーマンスの高さ
  • さまざまな研究機関などで実施した実証実験による信頼性
  • 16,000棟以上にもおよぶ採用実績

このような点において、 数ある制震ダンパーの中でも安心・高品質な制震装置です。

次のシミュレーション結果をご覧ください。

このように耐震工法で建てられた住宅に制震装置「αダンパーExⅡ」 を設置すると、設置前に比べて大きく地震の揺れが軽減されることがわかります。

続いて次のシミュレーション結果もご覧ください。

耐震等級2へαダンパーExⅡを設置した実験結果

耐震工法の住宅に「αダンパーExⅡ」を設置することで、柱の変位量が最大55%低減できることがわかります。

圧倒的な小型化により施工も容易なため、建築中や完成後を問わず建売住宅への設置も可能です。

建売住宅の購入をお考えの方で、さらに地震対策をしっかりと行いたい場合の選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

また、建売住宅を販売される側の方にとっても、建売住宅へ制震を取り入れることでお客様へより安心な住宅を提供でき、他社様との差別化にもつながるのではないでしょうか。

制震装置「αダンパーExⅡ」の建売住宅への設置についてご質問のある方や採用を迷われている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」

いつ起きるかわからない地震。

恐ろしい地震の被害を少しでも軽減し、大切な家族や住宅を守りたいと誰もが願うものです。

トキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は、耐震住宅の弱点を補いつつ建物の倒壊防止に効果を発揮します。

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16,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数のあるトキワシステムの制震ダンパー 「αダンパーExⅡ」 であれば、大切な住宅をしっかりとサポートします。

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください

監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021