埋立地や盛土は地震でどうなる?液状化や崩落の発生リスク、防ぐための対策も解説

「埋立地や盛土の土地で地震が起きたらどうなりますか?」
こういったご質問を頂くことがあります。
埋立地や盛土の土地は、一般的には弱い地盤と認識されていますので、地震その他の災害に対して不安を感じることは一般的です。
しかし、埋立地や盛土であっても、全ての土地が一律に危険というわけではありません。
重要な点は、どのようなリスクがあり、どのような対策が取られているか特徴を正しく把握することです。
本記事では、埋立地や盛土で地震が起きた場合に想定される被害と、そのリスクを抑えるための具体的な対策について分かりやすく解説します。
・埋立地や盛土の土地の成り立ちや特徴が分かります
・埋立地や盛土の土地のリスクと対策が分かります
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目次
埋立地や盛土、地震が起きたらどうなる

はじめに、埋立地や盛土といった地盤の土地で地震が起きるとどうなるのか、抱えるリスクについて確認しましょう。
埋立地では液状化の発生に注意
まず埋立地で注意したいことは、液状化現象です。
液状化現象とは、地震の強い揺れによって地盤中の砂が地下水に浮いてしまい、地面が一時的に液体のような状態になる現象を指します。
液状化の発生によって、次のような被害が連鎖的に起こります。
- 地面から砂や水が噴き出す
- 建物が沈下、傾斜する
- 駐車場や庭、アプローチに段差や陥没が生じる
- ドアや窓が開閉しづらくなる
倒壊に至らなくても、「住めるが生活に支障が出る」状態になるケースが多い点が特徴です。
>関連コラム:地震による液状化現象とは?起きる仕組みや被害と対策を知っておこう
盛土地盤では崩落の発生に注意
盛土地盤で注意したいことは、地盤の崩落や滑動(すべり)です。
特に、谷や斜面を埋めたてて造成した盛土では、地震時に地盤全体が動くことで被害が拡大する可能性があります。
具体的に想定される被害には、以下のようなものがあります。
- 地盤のずれや沈下
- 擁壁の変形、倒壊
- 宅地内に段差や亀裂が生じる
盛土地盤の被害は、建物に加えて敷地全体の安全性に影響を及ぼす点が特徴です。
設計、施工管理にも注意が必要
同じ埋立地や盛土地盤でも、被害の出方には差が生まれることがあります。
この差を生む要因のひとつは、設計や施工管理の質です。
- 適切な地盤改良が行われているか
- 排水計画が十分に考慮されているか
- 盛土の締固めや造成方法が適正か
こうした要素が不十分な場合は、地震時の被害が大きくなる可能性があります。
埋立地や盛土は「全て危険」ではない
一方で、埋立地や盛土が必ずしも危険な土地ではないという点は認識が必要です。
適切な地盤調査や設計、施工、災害への対策が行われていれば、一般的な土地と同様に安全に利用できるケースも多くあります。
「埋立地だから」「盛土だから」とひとまとめに判断せず、個別の土地条件を確認することが大切です。
適切な地盤の補強を行うことのほか、建物側で対策をすることも手段のひとつです。
揺れを軽減する目的では「制震ダンパー」の利用がおすすめです。
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改めて確認したい「埋立地」と「盛土」とは

ここで改めて、埋立地や盛土とは、どういった種類の土地を指すのか確認しましょう。
埋立地:海や川、沼地などを埋めた土地
埋立地とは、海や川、沼地、湿地などを土砂で埋め立てて造成した土地のことです。
港湾エリアや湾岸部、河川沿いなどで多く見られます。
地下水位が高く、砂質土が多い場合には液状化が起きやすい傾向があります。
盛土:土を盛り立てて造成した土地
盛土とは、周囲の地面より低い場所に土を盛り、平坦な宅地として造成した土地です。
丘陵地や斜面を開発した住宅地などに多く見られます。
造成方法によっては、地震時に地盤が動きやすくなる場合があります。
埋立地、盛土の土地を選ぶメリット

リスクが注目されがちな埋立地や盛土の土地ですが、メリットも存在しますのでご紹介します。
- 他の土地よりも価格が抑えられることがある
- 大規模開発により道路や区画が整っていることが多い
- 新しい住宅地として利便性が高いケースがある
他の土地よりも価格が抑えられることがある
埋立地や盛土の土地は、平坦地として土地を最大限効率的に利用できますので、一区画当たりの土地取得価格を抑えられる場合があります。
また、海の近くや河川の近くなど、災害を受ける危険性のある土地も価格が安くなりやすいですので、各種災害に対して適切な対策を施すことを前提に購入を検討してもよいでしょう。
大規模開発により道路や区画が整っていることが多い
埋立地や盛土の土地は全体が平坦で、何もない土地に新たに道路や区画を引くこととなります。
6m道路など適切な道路幅、利用しやすい整形地といった条件を整えやすい点はメリットです。
新しい住宅地として利便性が高いケースがある
新築に際して土地を取得する場合、利便性の高い土地にはすでに建物が建っているケースは多いものです。
一方で新たに造成した土地は、駅やバス停の近くなど利便性の高い土地を取得できる可能性があります。
このようにメリット、デメリットがありますので、ご自身とご家族にとって最良の選択をすることが重要です。
埋立地、盛土地形の災害を防ぐ対策

埋立地や盛土の土地の地震に関するリスクは、適切な対策を講じることで避けることは可能です。
具体的にどのような対策を取るべきか、4つの観点から解説します。
(1)購入前に災害リスクのチェック
埋立地や盛土の土地での災害対策として最も重要なことは、購入前の情報収集です。
対象とする土地の特徴や過去の地形、自治体が把握している情報を事前に確認しましょう。
- ハザードマップ(地震、液状化など)を確認
- 過去の地形(古地図、土地条件図など)を調べる
- 自治体が公表する盛土、造成地情報を確認
こうした公的機関の情報を確認することで、目視では分からない地盤リスクに気付ける可能性が高まります。
(2)敷地内での対策を施す(地盤改良、排水計画など)
購入を検討している土地に一定のリスクが考えられる場合でも、適切な対策を講じることでリスクを抑えられる可能性があります。
- 地盤改良工事
- 地下水や雨水を考慮した排水計画
- 擁壁や造成部分の補強
地盤の安定性や水の処理に関する対策は、地震発生時の被害を抑える効果を期待できます。
(3)建物側で対策を施す(基礎の工夫、耐震性向上など)
埋立地や盛土の土地では、土地に加えて建物側の対策も重要視されます。
地盤や目的に合う設計、建築によって、安全性を高めることは可能です。
- 地盤条件に合った基礎形式の選定
- 耐震性の高い構造計画(耐震等級3、制震装置など)
耐震性を高めるために最も一般的な対策は「耐震等級3」の取得です。
建築基準法の最低基準の1.5倍の耐震性を確保できますので、地震による影響を受けづらい点は大きなメリットです。
ただし、余震など複数回起きる地震でダメージが蓄積する点は弱点となりますので、制震ダンパーのような揺れを軽減する対策と組み合わせることをおすすめします。
(4)既存の住宅を購入する場合は耐震診断と地盤、擁壁のチェック
埋立地や盛土の土地に建つ中古住宅を購入する場合は、新築以上に慎重な確認が必要です。
購入する前に、次のポイントを確認してみましょう。
- 建物の耐震診断結果
- 地盤調査の有無
- 擁壁や造成のひび割れ、傾きの有無
目視だけでは判断が難しいケースもありますので、専門家も同行してチェックを受けることがおすすめです。
プロの第三者の視点を入れて、将来の災害リスクを減らしましょう。
>関連コラム:耐震相談はどこにする?相談窓口の例、耐震診断と補強の流れや気になる補助制度も解説
まとめ│埋立地、盛土でも安全に暮らす工夫を確認
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埋立地や盛土の土地には、地震時に液状化や崩落を起こす可能性のある特有のリスクがあることは事実です。
しかし、災害リスクは正しく理解し、適切な対策を取ることで軽減することもできます。
「埋立地だから危険」「盛土だから避ける」といった判断をせず、その他の条件に合致した土地を見つけたなら、ぜひ購入を検討しましょう。
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