地震での土地の変化を知り、揺れに負けない住宅へ|微動探査を解説します

地震での土地の変化を知り、揺れに負けない住宅へ|微動探査を解説します

地震の発生回数の多い日本では、住宅への地震対策の備えは必須といっても過言ではないでしょう。

これから家を建てる方はもちろん、今現在住んでいる方でも思うこと・・・それは「安全な住まいにしたい」という部分でしょう。

そのためには、建物自体の強さはもちろんですが「どのような土地に家が建つのか」「建っているのか」を知ることが大切です。

今回は、地震の揺れにも負けない家づくりを目指して!家の基礎となる土地や地盤にクローズアップしてみましょう。

この記事を読んだらわかること

・地震により土地は、大きく変化します。
 自然の力が加わることでどのような変化が起こるのかを知ることができます。
・現在ではさまざまな方法で、住まいの状況を確認することができます。
 安全な住まいにするためにどのような方法があるのかを知ることができます。

地震発生時、土地にはどんな変化が訪れるのか

地震発生時、「縦揺れ」「横揺れ」などさまざまな揺れを体感します。

地震は断層が動くことで起き、それに伴って大地には、地割れ、土砂崩れなどが発生します。

私たちが実際に感じている揺れよりも、土地にはより大きな力が加わり、大きな変化が現れています。

土地が動く・ずれる 「正断層」「逆断層」

活断層の種類 地震本部
出典: 正断層・逆断層・横ずれ断層 |地震本部

正断層では、地震で横に引っ張られる力により、地層が切れる状態になります。

重力に従って地表である 上盤が断層面にそって滑り落ち「沈降」した状況になります。

一方逆断層では、 横から押される力によって地層が 切れる状態になります。

圧縮される力に負け、 上盤が断層面にそってのし上がっていきます。

例えば、このズレのちょうど真ん中に自分の住まいがあったとしたら・・・。

想像するだけでもゾッとしてしまいます。

その他にも横にずれてしまうなど、土地の状況は大きく変化します。

これは海や山の地盤だけではなく、私たちの生活環境のあらゆる所で起こります。

水の被害 「液状化現象」

もうひとつ地震の時に起こる土地変動が、この液状化現象です。

液状化現象とは、ゆるく堆積した砂の地盤に強い地震動が加わることで「地層自体が液体状になる現象」のことです。

新潟地震液状化
出典: 「新潟地震」の液状化現象によるビルの倒壊 | 地震本部

ひとたび液状化現象が現れてしまうと、上の様な大きなビルであっても倒れてしまいます。

千葉県でも過去の地震では液状化現象が起こっており、多くの住宅にも被害が出ています。

液状化現象
出典:千葉市ホームページより

このように地震により大きな力が加わることで、さまざまな土地の変化が起こることが考えられます。

地震が発生してからでは、住まいを守る手立てを施すことはできません。

住宅に効的な対策を施すためには、「情報を集める」ことがとても重要です。

万が一のことが起こる前に、できる対策をご紹介します。

<参考コラム>地震による液状化現象とは?起きる仕組みや被害と対策を知っておこう

事前に揺れやすさを分析する「微動探査」

以前のコラム「地震対策と地層について 地震に強い家づくりをするためには」でもご紹介しましたが、地盤の強さを調べる方法として、「スウェーデン式サウンディング試験」や「ボーリング標準貫入試験」などがあります。

このような試験では、建てる住宅の重さに地盤が耐えられるか調査します。

その調査結果に応じて、強い地盤にするための「地盤改良工事」などが施されます。

この調査では「平常時」に対しては調べることができますが、地震の際の揺れやすさなどを調べることはできません。

現在は「微動探査(びどうたんさ)」という新たな地盤調査もあり、地震が来る前に揺れやすさを調査することも可能となりました。

微動探査とは

短時間に震度7という大きな地震が2度も襲った熊本地震。

熊本地震では「耐えられるであろう」とされていた住宅にも大きな被害が発生し、わずか数10m離れたエリアでも「住宅の被害が大きく異なる」という現象がみられました。

微動探査とは、「地盤によっての揺れやすさの違い」を測定する方法です。

交通の振動や、河川や波浪などに由来する人間が感じない揺れ(微動)を活用し、4台の高精度の地震計(微動計)を地面に置いて微動探査を行います。

微動探査では、

○ 表層地盤増幅率:地震の際に地盤がどのくらい揺れるか
○ 地盤周期:どういった地震で建物が共振しやすくなるか
○ 地盤構造:どの深さにどのぐらいの固さの層があるか

など、地震対策に有効となる情報をたくさん集めることができます。

「地震に強い家づくりをしたい」、「地震で揺れやすい地盤なのか知りたい」など、過去の地震で不安な体験をされた方は、こういった調査をすることで安心・安全を高めることも可能です。

住宅の基盤となる地盤の強さを知る

日本で安心・安全に暮らし続けていくためには、耐震性など地震に強い家づくりが必要です。

そして強い住宅に合わせて、住宅の基盤となる土地選びはとても重要です。

住宅自体でもかなりの重量があるため、地震などの大きな負荷がかかった場合、弱い地盤では支えきれない可能性もあります。

47都道府県「いい地盤ランキング」

地盤の危ない家

では今現在暮らしている都道府県では、どのような評価がされているのでしょうか。

地盤ネットホールディングスが公開している「いい地盤ランキング」の結果を見てみましょう。

ちなみに全国平均は、70.3 点となっています。

上位3都道府県

  • 1位:沖縄県 82.754点
  • 2位:群馬県 78.998点
  • 3位:福島県 78.903点

沖縄であれば、琉球石灰岩と呼ばれるサンゴ礁が固まった岩の台地。

群馬であれば、火山灰などが平坦な台地が多い部分など、地盤の強いとされる要素が秘められているようです。

下位3都道府県

一方、下位の都道府県としては、

  • 45位:岡山県 62.254点
  • 46位:新潟県 61.273点
  • 47位:高知県 60.669点

と分析されています。 ※ <47 都道府県のランキング結果> はこちら

あなたのお住まいの地域は、いかがでしたでしょうか?

地震に耐えられる住宅にするためには、地盤の強さだけでは不十分です。

弱いところを知り、どう対策を練っていくのかが重要なのです。

<参考コラム>オーバーハング建築とは?メリットやデメリットについてご紹介!

揺れに負けない住宅にするために~地盤の強さをチェックする方法~

街並み

上のような調査を依頼することもひとつの方法ですが、身近なことでも調べることは可能です。

ぜひこれから購入を考えている土地はどうなのか。

今暮らしている土地の現状を知りたいなどに、お役立てください。

古い地図からどんな土地だったのかを確認する

今と昔の地図
出典: 時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」

地盤や地層は、昔からの蓄積によってできあがっています。

そのため昔の地図から現状を予想することも可能です。

上の地図でも分かるように、昔は川・海であった部分が埋め立てられ生活する場所として活用されています。

こういった地域は、他のエリアよりも注意や対策が必要となります。

古地図は、図書館や役所の情報コーナーなどで閲覧することができます。

お子様のいるご家庭であれば、子どもたちと一緒に地震について考えるきっかけにも活用できそうです。

隣り合わせの土地であっても地盤の状態が変化することもありえますので、注意しましょう。

地名(旧地名)を確認すること

川の景色

何気なく付いている様に思えますが、土地の地名には意味が多いものもたくさんあります。

例えば川、池、浜、津、洲、浦、沢、浅、深、崎、戸、門、田、谷など「水」に関する文字が使われた地名は、水に関わりがあることも多いのが特徴です。

海岸線や川の近くや低地、湿地帯などを表わしていますので、過去に津波や洪水など水に関する災害も発生している可能性が高くなります。

また田や谷を埋めて作られた場合には、盛土の崩壊や地震による液状化が生じることもあり、注意が必要です。

ハザードマップなどの情報を最大限活用しよう

出典:地盤サポートマップ|ジャパンホームシールド株式会社

水害や地震などの情報をまとめてある「ハザードマップ」。

各自治体や民間企業の情報ページなどからも、地震に対する知識を集めることも可能です。

<地盤や災害の情報収集ができるウェブサイト>

また各自治体でもその地域に発生しやすい災害について、情報を発信しています。

千葉液状化マップ
出典:ちば地震想定被害のホームページ

正しい情報の集め方を、何も起こらない時だからこそ準備しておきましょう。

地震による土地変動に負けない住まいにするには

戸建て住宅など比較的小規模な建物には、

  • 地盤が揺れに対して変化しにくくなるよう、地盤改良する。
  • 新しい住まいを建てる方は、どのような土地なのか事前に確認する。
  • 被害を受けにくいような建築物にする。

といった対策が有効的と考えられます。

地震対策は、どれかひとつが優れていてもその効果を発揮することはできず「住宅の基礎力=トータルバランス」を上げることがとても大切です。

地震に強い家づくりをするためには、いくつもの方法があります。

そのひとつがトキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」です。

トキワシステムでは、強い建物にしなやかさをプラスする「耐震補強×制震ダンパー」での地震対策をおすすめしています。

制震ダンパー魅力:小さなボディに高い性能

制震ダンパーαダンパーExⅡ

トキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は、オイルダンパーの制震装置です。

オイルダンパーの「αダンパーExⅡ」は、小さな揺れから大きな揺れまで「あらゆる揺れに効果を発揮できる」ことが最大のメリットです。

そのため地震のみならず、台風などの強風からも大切な我が家を守ってくれます。

制震装置にはゴムダンパーや鋼材ダンパーなどがありますが、αダンパーExⅡは圧倒的に小型なのが特徴です。

制震ダンパーαダンパーExⅡ

設置したお客様からも、「設置した後、大きな地震が発生しましたが、外壁の塗り壁にもヒビもなく、性能面でも信頼度が高まりました。」など「ダンパーを入れているから大丈夫」という安心感が心強いという感想をいただいております。

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は、新築住宅はもちろん、既存の住宅にも設置できる地震対策です。

我が家にも付けられる?本当に効果があるの?など採用に迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

<参考コラム> 制震ダンパーが選ばれる理由|αダンパーEx Ⅱ

大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―

地震大国と呼ばれる日本では、

繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。

制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。

グッドデザイン,制震ダンパー,αダンパーExⅡ

「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。

繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。

15,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。

家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。

耐震住宅に制震装置をプラスしてみませんか。

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021