震度4以下の地震の揺れが住宅に及ぼす影響とは|繰り返す揺れの恐怖

震度4以下の地震の揺れが住宅に及ぼす影響とは|繰り返す揺れの恐怖

地震発生時、大きな揺れには大きな関心が持たれる一方、震度4以下の小さな揺れには安堵感を感じてしまうのが実情です。

しかし住宅にとっては震度4以下の小さな揺れでも、見えない損傷を受けるケースも少なくありません。

地震の揺れが繰り返すことで、住宅にどのような影響をあたえるのでしょうか。

地震に強い家にするポイントを解説します。

家族が安全に、そして安心して暮らせる住まいを目指しましょう。

この記事を読んだらわかること

・大きな地震で建物に被害が出ることはピンときますが、実際震度4以下の地震が重なることで住宅に起こる影響を知ることができます。
・大きな地震および、小さな地震でも施せる地震対策のヒントを集めることができます。

 

大きな揺れから、震度4以下の小さな揺れまで「地震の揺れのメカニズムとは」

地震イメージ

私たちが感じている地震の揺れは、決してひとつではありません。

縦揺れ、横揺れなどもありますが、それ以外にも特徴があります。

住宅に対して適切な地震対策を検討する前に、揺れの種類によりどのような違いがあるのかを解説していきましょう。

強い揺れ

新潟地震液状化

地震の揺れと言って1番始めに思いつくのが、この強い揺れでしょう。

この強い揺れでは、地震での揺れが大きければ大きいほど「建物にあたえるダメージ」も大きくなる傾向が高まります。

そのため、建物自体を強く保つ施工が必要となります。

建物が大きく揺れることにより内部構造が崩れていき、次回の地震に対しての抵抗力が弱くなります。

地震に対する抵抗力を高める「耐震性能」をアップさせることも方法のひとつです。

繰り返す揺れ

地震

一方繰り返す揺れの場合、決して大きな地震ばかりではありません。

一瞬で恐怖を感じる大きな揺れから、震度4以下の日頃の生活では気にもとめない小さな地震も含まれます。

大きな地震では1度の揺れで大きなダメージを受けますが、繰り返す揺れの場合、建物に対して「ダメージを蓄積」していく傾向が高まります。

新築時には地震に対する抵抗力の高い建物であっても、時間の経過による経年劣化や繰り返しの地震により何度か建物が揺さぶられることにより「少しずつ損傷が重なり、耐力を低下」させてしまう場面もあります。

① 地震によって建物が揺れる。
    ↓
② 建物が損傷する。
    ↓
③ 損傷により、繰り返しの地震で揺れやすくなる。
    ↓
④ 建物の損傷がさらに進んでしまう。

のような、悪循環につながってしまうケースも少なくありません。

はじめの設計では耐えられるはずの地震で倒壊につながることも、大いに考えられるのです。

建物の年数により、適切な判断を行い、必要な地震対策を行う必要があります。

共振現象

地震建物

この共振現象は、実際の揺れではなく地震の揺れで起こる現象です。

一般的に建物のでは、「高さ」「重さ」「固さ」などで揺れるリズムが決まっており、その物体が固有に持っている揺れの周期として「固有周期」と呼ばれています。

地震時では建物の振動に合わせたリズムで地盤が揺れます。

その際、建物の揺れに勢いがつき揺れが増幅されるケースがあります。

これを「共振現象」と表しています。

地盤の状況や地震で起こる揺れのリズムはさまざまです。

高いビルだけではなく、どんな建物にでも起こる可能性はありますので、しっかりと対策を練ることが大切です。

<参考コラム>建物倒壊はなぜ起こる?災害から我が家を守るには

地震の揺れを繰り返し受ける毎に耐震性能が低下している?

被災

では実際に大きな揺れとされる「震度5~震度7の地震」と、小さな地震と思われてしまう「震度4~震度1の地震」は、1年間でどのくらい発生しているのでしょうか。

2022年1年間の発生件数を確認してみましょう。

震度4以下の地震は年間何回起こっているの?

2022年1年間では、下のような地震が発生しています。

期間  震度1 震度2 震度3 震度4 合計
2021年1月 86 42 4 2 134
2021年2月 149 54 20 4 227
2021年3月 116 38 7 4 165
2021年4月 277 106 39 8 430
2021年5月 105 35 11 3 154
2021年6月 82 24 9 2 117
2021年7月 111 37 10 5 163
2021年8月 97 40 10 4 151
2021年9月 101 36 17 1 155
2021年10月 73 32 11 3 119
2021年11月 71 42 13 2 128
2021年12月 316 119 30 6 471
合計 1584 605 181 44 2414

参照:気象庁

月によって発生件数は変化しますが、わずかに身体に揺れを感じるか分からない程度とされる震度1は年間「1584回」も発生しています。

  •  小さな地震の部分に入れていますが、震度4でも電灯などの吊り下げのものが揺れる。
  •  不安定な置物でも倒れるケースもあります。

上記は全国のデータになりますので、実際には2414回住宅に起こっているわけではありませんが、「気がつかないうちに建物にダメージをあたえている」ことが分かります。

また次は強い地震とされる「震度5~震度7」の発生回数です。

期間 震度5弱 震度5強 震度6弱 震度6強 震度7 合計
2021年1月 0 0 0 0 0 0
2021年2月 0 0 0 1 0 1
2021年3月 1 1 0 0 0 2
2021年4月 0 0 0 0 0 0
2021年5月 0 1 0 0 0 1
2021年6月 0 0 0 0 0 0
2021年7月 0 0 0 0 0 0
2021年8月 0 0 0 0 0 0
2021年9月 1 0 0 0 0 1
2021年10月 0 2 0 0 0 2
2021年11月 0 0 0 0 0 0
2021年12月 2 1 0 0 0 3
合計 4 5 0 1 0 10

参照:気象庁

小さな地震に比べ発生件数は少ないですが、建物にあたえるダメージは1回ごとに大きくなります。

私たちはどうしても震度4以下の小さな地震とされる揺れに対して、警戒が薄れがちです。

地震の揺れは建物の見えない部分に損傷をあたえるケースもあります。

「小さな揺れで家が崩れることはないだろう」ではなく、小さな揺れでも警戒をしておくことはとても大切です。

耐震性能のウィークポイントとは

現在建てられている建物では、「震度6強~7程度の大きな地震でも倒壊せず、中にいる人が安全に避難する時間を確保すること」が目的とされており、耐震性が高められています。

しかし

○ 震度6強~7程度に対して、建物自体の「損傷」は考えられていない。
○ 小さな地震による「ダメージの蓄積」は視野に入っていない。
○ 繰り返しの地震に対してのダメージは検討されていない。

などの懸念点があります。

確かに強い地震の揺れによる倒壊を防ぐことで尊い命が守れるケースもあります。

しかし損壊や建物内の被害が大きくなることは、地震後の生活での負担を増大させます。

建物を倒壊させないことに加え、建物の損傷を抑えることを視野に入れた地震対策を検討しておくことが必要です。

<参考コラム>繰り返し地震から家を守る!本震と繰り返される余震に備える方法

 

震度4以下の繰り返す地震に負けない対策とは?

地震の被害を削減する方法は、いろいろあります。

建物の場合、「耐震」「免震」「制震」が最も多く施されています。

耐震とは

耐震構造

耐震では耐震壁などを使い、建物を強固にすることで「地震の揺れに耐えられる」建物を作ります。

日本の建物の地震対策では、最も多く取り入れられています。

ひとことで耐震と表現されていますが、耐震性能には違いがあり、3段階の「耐震等級」によって区別されています。

免震とは

免震構造

免震では、地面と建物の間に免震装置を取り付けて、「地面の揺れを建物に伝えない」ことで建物を守ります。

しかし建物の下に装置を取り付けなければならない点からも分かるように、設置にかかる負担も大きくなる傾向があり、リフォーム時に取り入れることは難しいでしょう。

また地面と建物が分かれてしまうため、強い風や台風など他の災害に対しての不安点も残ります。

制震とは

制震構造

制震は制震ダンパーなどを建物の構造に取り込み「地震の揺れを吸収し建物を守る」地震対策です。

近年では戸建て住宅の地震対策として、注目を集めています。

比較的価格も安価で納まり、その上地震の被害を減少させる効果も期待できます。

被害を減少しつつ、繰り返しの地震に対して損傷を軽減させてくれる対策のため、一般に施されている耐震性能を長持ちさせ、建物の寿命を守る効果も期待できます。

<参考コラム>耐震・制震・免震の違いとは?コストやメリット・デメリットについて解説

まとめ:強さ+しなやかさを持った住宅を作る

先ほど耐震性能のウィークポイントとして、

  •  建物自体の「損傷」
  •  「ダメージの蓄積」
  •  繰り返しの地震に対してのダメージ

などの懸念点を解説しましたが、さらに高い地震対策を施すことができます。

その対策が制震ダンパーの導入です。

トキワシステムでは、強い建物を作る「耐震工法」+制震ダンパー「αダンパーExⅡ」を合わせる対策をおすすめしています。

筋交いや構造用合板などの耐震工法に「αダンパーExⅡ」をプラスすることで、地震による建物の変位を約半分にし、建物の損傷を抑えることができます。

地震発生時の住宅被害

そのため上の表の様に、地震が発生した場合「中破」の被害が想定される建物を「小破」へ。

「小破」の被害が想定される建物を「無被害」へ、変身させることが可能なのです。

今ある建物にしなやかさを持ち合わせた地震対策を施すことで、被害を最小限に食い止めることができます。

我が家にも付けられる?本当に効果があるの?など採用に迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

<参考コラム> 制震ダンパーが選ばれる理由|αダンパーEx Ⅱ

大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―

地震大国と呼ばれる日本では、繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。

制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。

「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。

繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。

16,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。

家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。

耐震住宅にαダンパーExⅡをプラスしてみませんか。

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021