アウターライズ地震について解説【津波を引き起こしやすい】

大きな揺れを発生させる地震。

日本という地震の多い国で生活している以上、地震とともに生きることは必須です。

揺れを抑えることができないのであれば、被害を最小にすることが、私たちにできることになります。

地震に強い住宅にすることも、ひとつの方法です。

地震とひとことで表されていますが、様々な特徴を持っています。

今回は地震に対策を考える中から、「アウターライズ地震」にクローズアップしてみましょう。

いつ発生するか分からないからこそ、日頃の備えが必要となります。

これから家づくりを考えている人にはもちろん、家づくりをアドバイスする方であれば「お客様の目線に立ったアドバイス」をするために知っておきたい情報です。

地震に対する情報を知ることは、地震対策にもつながっているのです。

アウターライズ地震とは

東日本大震災震度マップ

聞き覚えのないフレーズの「アウターライズ地震」。

この地震はどのような特徴なのか。

どう注意したらいいのかなど、地震対策のこれからを考えてみましょう。

アウターライズ地震とは

地震とは、地球の表面上にある「プレート」の内部でずれにより発生します。

プレートとは地球の表面を覆う、厚さ数10~200km程度の岩石でできた層のことです。

そのプレートはいくつかのブロックに分かれており、日本は4つの大きなプレート(太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北アメリカプレート)がぶつかり合う位置にあるため、地震の発生回数も多くなるのです。

今回クローズアップするアウターライズ地震も、プレートのずれにより発生します。

地震によっては、海溝などから沈み込んでいくプレートの内部で大規模な破壊が発生し、大地震につながることもあります。

下の図のように日本は、太平洋側を中心にいくつもの海溝が位置しています。

日本列島の東側には、千島海溝、日本海溝や伊豆・小笠原海溝。

また南東側や南側には、相模トラフ、駿河トラフ、南海トラフや南西諸島海溝が、列島に沿うように延びています。

沖縄の大陸側には、沖縄トラフがあります。

日本列島とその周辺の地形(地震調査研究推進本部)

出典:日本列島とその周辺の地形|地震調査研究推進本部

海溝は海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込む場所となりますが、陸から見て海溝の外側には海洋底より数百m高い緩やかに盛り上がった隆起帯が存在しています。

海洋プレートが折れ曲がって海溝から沈み込む際にできる隆起帯をアウターライズといい、その部分を震源域とする地震を「アウターライズ地震」と呼んでいます。

アウターライズの浅い部分で発生する正断層型地震、深い部分で発生する逆断層型地震などが存在しています。

アウターライズ地震の特徴は

海洋プレートの部分で発生するアウターライズ地震は、陸地から離れた場所で地震が発生するため、陸地では揺れが小さいという特徴があります。

地震発生時いろいろな情報が発信されますが、

「震度6強の地震がありました。」

「マグニチュードは○○地震よりも大きかった。」

などの「地震の規模」について注目が集まりやすいのです。

このアウターライズ地震では地震の揺れは比較的小さくても、併発する津波は大規模になりやすいのです。

過去のアウターライズ地震

過去にもアウターライズ地震は、いくつも発生しています。

  • 1896年明治三陸地震(M8.2)の37年後、1933年に発生した昭和三陸地震(M8.1)
  • 2006年千島列島沖地震(M7.9)の2カ月後、2007年に発生した千島列島沖地震(M8.2)
  • 2004年のインドネシア・スマトラ島沖地震(M9.1)の8年後、2012年に発生したスマトラ島沖地震(M8.6)

など、日本のみならず海外でも発生しています。

地震津波海域観測研究開発センターアウターライズ地震

出典:JAMSTEC | 海洋研究開発機構 | ジャムステック

1933年に発生した昭和三陸地震では、最大震度5という地震にもかかわらず大津波が押し寄せ、死者・行方不明者が3,000人以上にものぼりました。

2011年3月11日に発生した東日本大震災でも、地震発生から約40分後に発生したM7.5の余震や、同月22日に発生したM6.7の余震はアウターライズ地震ではないかと見られています。

アウターライズ地震の場合、例えば震度4くらいの小さめな地震であっても「6~10メートルの津波」が発生の可能性もあるのです。

どんな地震でも起こりがちな、過去との比較による油断は、地震被害を大きくさせるひとつの要因につながる場合もあります。

過去の教訓を活かすことも大切ですが、「想定外のことも起こりうる」ということを、忘れずにいましょう。

大地震の研究は、まだまだこれからも

地震にはまだまだ未知な部分も多く、一生かかっても解明できないかも知れません。

地震大国である日本には、「国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC:Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology)」という海洋科学技術の総合的な研究機関が様々な研究を行っています。

JAMSTECの地震シミュレータでは、地球温暖化予想や地球内部の変動研究などに活用されています。

2021年の今年は、東日本大震災より10年。

その大地震が発生してから様々な部分からアプローチし、研究されていますが、未だにわからないことがあるのが地震のすごさであり、脅威でもあります。

これから発生するかも知れない地震を知るためにも、過去の地震での経験をふまえ、巨大地震のサイクルにあたる地震前、地震時、地震後の現象をモニタリングすることなど、地震に対する研究はこれからも続いていくのです。

今後の動向にも注意が必要です

東日本大震災から10年経過した2月、あの時の恐怖を思い出させるような地震も発生しています。

政府の地震調査委員会は、東日本大震災の発生から10年間の東北沖の地震活動を分析し、「今後も長期間にわたって規模の大きな地震が発生する可能性があり、注意が必要だ」とする評価をまとめました。

東日本大震災からの10年間の地震活動

余震域で発生した M4.0 以上の地震の発生数は、東日本大震災(2011年3月11日)後の約1年間と比べて、9年後からの1年間(2020年3月~2021年2月)では25分の1以下にまで時間の経過とともに大局的に減少傾向にあると評価されています。

しかし東北の沿岸部や東北から関東の沖合にかけての「日本海溝」の周辺では、震災の前の平均的な地震の回数と比べると多い状態が続いているそうです。

地殻変動など変化の評価

GPSの観測では、巨大地震の影響で東北や東日本の広い範囲で地震後に続く地殻変動、いわゆる「余効変動」が引き続き観測されています。

太平洋側沿岸部の地殻変動量は、東日本大震災直後からの約1年間で、最大で、概ね東向きに77cm、沈降12cm、隆起17cm であったものから、最近1年あたりでは概ね東向きに5cm、隆起6cmとなっており、時間の経過とともに余効変動は大局的に小さくなっているものの、地震前の動きには戻っていないのが現状とされています。

出典:「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」以降の地震活動の評価|地震調査研究推進本部

このように以前と変わらないと思われていても、見えない部分ではまだまだ変化し続けている状況なのです。

いつ起こるか分からない、どこで起こるのかが判別できない自然災害の「地震」。

被害を抑えるために自分たちができることを、今から行っていくことが重要なのです。

住宅にできることを形にしていくお手伝い

地震に強いいづくりをするためには、いくつもの方法があります。

そのひとつがトキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」です。

制震ダンパー,αダンパーExⅡ,住宅地震対策

設置したお客様からも、「設置した後、大きな地震が発生しましたが、外壁の塗り壁にもヒビもなく、性能面でも信頼度が高まりました。」など「ダンパーを入れているから大丈夫」という安心感が心強いという感想をいただいております。

「αダンパーExⅡ」お施主様の声

「αダンパーExⅡ」工務店様の声

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は、新築住宅はもちろん、既存の住宅にも設置できる地震対策です。

これから家づくりを考えている方も、家づくりをアドバイスしている工務店の方も、ぜひ一度制震ダンパーを検討してみませんか。

大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―

地震大国と呼ばれる日本では、

繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。

制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。

「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。

繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。

13,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。

家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。

耐震住宅に制震装置をプラスしてみませんか。

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

著者情報

トキワシステム

トキワシステム代表「中本 智規」

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。