自宅でできる地震対策20選|新築、リフォーム、賃貸住宅やマンションでの対策も一挙紹介

自宅でできる地震対策20選|新築、リフォーム、賃貸住宅やマンションでの対策も一挙紹介

「自宅だからこそできる地震対策はありますか?」
こうした質問を頂くことがあります。

安らぎの空間である自宅ですが、地震によって倒壊や大規模な損傷を受ければ避難生活を余儀なくされてしまいます。

こうした事態を防ぐためには、新築やリフォームの際に適切な地震対策を施すことが重要です。

建物本体についての地震対策のほか、すぐに実施できる身の回りの対策や、命を守る行動につなげる防災リテラシーの向上など、総合的な地震対策についてお伝えします。

この記事を読んだらわかること

・日本において、自宅の地震対策が重要視される理由が分かります。

・新築やリフォームなどによって、自宅の地震対策を施す具体的な方法が分かります。

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自宅の地震対策が重要視される理由とは?

はじめに、日本において自宅の地震対策が重要視されるのはどうしてなのか、以下の2つの理由について解説します。

  • 今後大きな地震が予測されているから
  • 過去の地震で自宅の被害が発生しているから

理由(1)今後大きな地震が予測されているから

今後予測される巨大地震

>引用:内閣府 地震災害

1つ目の理由は、日本において今後大きな地震が予測されているからです。

日本は4つのプレートが接する点にあり、また2,000を超える活断層があることから、地震大国と言われるほど地震の多い国です。

一方で日本は地震への研究や技術の開発も活発で巨大地震の発生予測も行っており、今後次のような巨大地震の発生を予測しています。

  • 南海トラフ地震
  • 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震
  • 首都直下地震
  • 相模トラフ沿いの海溝型地震
  • 中部圏・近畿圏直下地震

特に南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率は80%首都直下地震も今後30年以内に発生する確率は70%と高い確率で予測されています。

このように、規模の大きな地震が予測されている点が、自宅の地震対策が重要視される理由です。

>関連コラム:東京・首都直下型地震はいつ来る?それとも来ない?│地震対策の具体例も紹介

理由(2)過去の地震で自宅の被害が発生しているから

2つ目の理由は、過去の地震で大きな被害が発生しているからです。

日本ではこれまでも、以下のとおり大規模地震による震災を複数回経験しています。

たとえば、1995年「阪神淡路大震災」、2011年「東日本大震災」での建物被害の件数は次のようになっています。

  全壊(棟) 半壊(棟) 一部損壊(棟)
阪神淡路大震災 104,906 144,274  390,506
東日本大震災 129,391 265,096 743,298

このように大地震によって大きな被害が生じていることから、適切な対策を取り倒壊、大規模な損壊により亡くなる方を減らすことが求められています。

大地震に備える方法は複数ありますが、そのうちおすすめの方法は「制震ダンパーの設置」です。

製品によりますが、制震ダンパーは一度設置すると複数回発生する地震にも効果を発揮し続け、建物に対するダメージを軽減することを期待できます。

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自宅でできる地震対策20選

大きな地震の発生が各地で予測されている日本において、どうすれば地震による被害を避けられるのでしょうか。

大まかには、次の4つのポイントを抑えることで地震が発生した場合でも命を守ることが可能です。

  • 新築やリフォームの際に十分地震に配慮する
  • 賃貸住宅やマンションに住んでいる場合も地震対策を検討する
  • 自宅および自宅周囲で実行できる対策を取る
  • 事前の情報収集で防災リテラシーを高める

それぞれ詳しく解説していきます。

一戸建ての新築やリフォームの際の対策

制震ダンパー施工事例(株式会社ヨシウダ建築様・T様邸)

>制震ダンパー施工事例(株式会社ヨシウダ建築様・T様邸)

新築、または既存の住宅や中古住宅をリフォームする場合、次の地震対策が考えられます。

  • (1)地盤の調査と適切な地盤補強
  • (2)新築における耐震等級3の取得
  • (3)制震技術や免震技術の導入
  • (4)耐震診断で建物の強度を確認
  • (5)耐震補強、リフォームで耐震性能を強化
  • (6)ブロック塀など外構の強度確認

自宅の地震対策は、建物自体の安全性を高める取り組みを基本にすることが重要です。

地盤調査や補強、耐震等級3の取得といった対策で、地震に対する基礎的な強度を高めることが可能です。

>関連コラム:地盤が強い土地5つの特徴とは?│強い地盤の必要性や調べ方、弱い場合の対策も解説

>関連コラム:【耐震等級とは?】耐震等級を高くすることで得られるメリット・デメリット

 

また、揺れを吸収する制震技術や、揺れを建物に伝えにくくする免震技術の導入によって、繰り返し発生する余震にも耐えられる住まいを実現できます。

>関連コラム:結局「耐震・免震・制震」のどれがいいの?効果的な組み合わせの解説と実例を紹介

 

既存の住宅や中古住宅であれば、耐震診断を受けて建物の強度を確認した上で、必要に応じて耐震リフォームをすることもおすすめです。

>関連コラム:耐震補強ってどのような対策なの?|制震ダンパーをプラスして効果をアップさせよう

 

見落としがちな点として、ブロック塀や門柱など、外構部分の地震対策も検討することをおすすめします。

老朽化している場合や変状のある場合は、倒壊による事故を防ぐ対策が必要です。

>関連コラム:地震による建物倒壊を予防する【あなたの家のブロック塀は大丈夫?】

賃貸住宅やマンションに住んでいる場合の対策

制震ダンパー施工事例(株式会社𠮷田工務店様・アパート新築工事)

>制震ダンパー施工事例(株式会社𠮷田工務店様・アパート新築工事)

賃貸住宅やマンションに住んでいる場合でも、命を守るための地震対策はあります。

  • (7)物件の耐震性(耐震基準)の確認
  • (8)物件の地震対策の有無
  • (9)地震や地震火災における避難経路の確認
  • (10)共用部の適切な利用

まず確認したいことは、建物自体の耐震性や地震対策の有無についてです。

特に1981年以前に建てられた旧耐震基準の物件は倒壊リスクが高まりますので、耐震補強や制震技術の導入など、補強工事の実施を検討することをおすすめします。

>関連コラム:耐震基準を満たしていない建物の問題点・解決法│賃貸住宅の場合は?リフォームで解決する?

 

また、地震時は揺れに加えて地震火災などの二次災害に遭遇する危険性があります。

非常階段やベランダ側の緊急避難設備など、災害時に利用できる避難ルートを把握し家族間で共有しましょう。

>関連コラム:防災について「家族で決めておくこと」とは?地震や火災が起きる前に備える必要性も解説

 

ベランダや廊下などの共用部は、被災時の避難ルートとなりますので、日頃から共用部に物を置かないこと、また適切に機能するのか確認し問題がある場合は管理組合や大家に相談してみましょう。

>関連コラム:【避難経路の確保の重要性とは?】5つの対策を解説│倒壊・避難対策も紹介

自宅や自宅周囲で実行できる対策

地震発生時に命を守るために重要になることは、次のような自宅や自宅周囲での地震対策です。

  • (11)家具や家電の転倒や移動の防止対策
  • (12)地震後の室内でのケガ防止対策
  • (13)地震火災などに対する初期消火への備え
  • (14)非常持ち出し品や備蓄品などの準備
  • (15)電気、水道、ガスなどインフラ設備停止への備え

地震が起きたとき、建物自体が倒壊、損傷しなくても、家具や家電の転倒によりケガをする恐れがありますので、専用の器具やマットを利用して固定しましょう。

>関連コラム:家具(食器棚・本棚・タンス)への【地震対策】をわかりやすく解説

 

地震後は割れた窓ガラスや散乱した家具によって足をケガするケースも多いですので、スリッパや厚手の靴を枕元に置くなどの対策も効果的です。

>関連コラム:「地震で窓ガラスが割れるのが怖い…」万が一の行動や対策を解説します

 

地震直後や電後に火災が発生する可能性もあります。

火災対策は起こさせないこと、また初期消火が非常に重要ですので、火元を確実に消すことに加え、消火器や消火スプレーの常備も効果的です。

>関連コラム:地震火災の恐ろしさ|被害を防ぎ減らすために私たちができる行動とは

 

加えて、非常持ち出し品や備蓄品の準備、インフラの停止に備えた太陽光発電設備や蓄電池などの用意も効果的です。

避難せずに自宅で過ごす「在宅避難」を選択すれば、避難所生活で生じるプライバシーや暑さ寒さなどのストレスを感じずに済みます。

>関連コラム:災害時の自助・公助・共助とは?地震に備えた自助をわかりやすく解説

防災リテラシーの向上による対策

ご自身やご家族の命を守るためには、建物や物としての備えに加えて、地震など災害に対する知識も重要になります。

  • (16)ハザードマップの確認による現状の把握
  • (17)浸水区域は津波や洪水に備える
  • (18)家族間での避難場所、経路など情報の共有
  • (19)基本的な防災知識の確認
  • (20)地域での避難訓練への参加

たとえば、ハザードマップを確認すれば、自宅周囲での予想震度や津波による浸水範囲を確認できます。

リスクを正しく把握すれば、取るべき対策や被災時の行動が見えてきます。

>関連コラム:災害から身を守る!地震ハザードマップの使い方

 

ハザードマップには避難経路や避難場所についても記載されていますので、家族間で共有することで大切な家族の命を守ることにもつながります。

被災時はスマートフォンもつながりにくくなりますので、集合場所の定めや災害用伝言ダイヤルなど、複数の連絡手段を持つこともおすすめです。

>関連コラム:「地震が起きた。家族に電話が繋がらない。」原因と対策を解説します

まとめ

制震ダンパー施工事例(株式会社ニットーホーム様・T様邸【栃木県】)

>制震ダンパー施工事例(株式会社ニットーホーム様・T様邸【栃木県】)

本記事では、日本で地震対策を取るべき理由や、具体的な地震対策についてお伝えしました。

紹介したように、地震対策の方法は多種多様です。
一方で具体的に取るべき対策は個々人によって異なりますので、ご自身、ご家族のライフスタイルに合う地震対策を検討することが重要です。

 

なお、新築する方、リフォームする方におすすめの方法は「制震ダンパー」の利用です。

一度設置すると長期間メンテナンスも不要で、小さな揺れから大きな揺れまで建物へのダメージを減らす効果があります。

地震は発生前に対策を取ることが重要です。
最適な地震対策を施して、心から安心できる生活を実現しましょう。

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監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021