【赤ちゃん連れの地震対策】どうする、どう備える?避難方法別に具体的な方法を解説
「家族に赤ちゃんがいる場合、地震に対してどういった備えをするべきか知りたい」
こうした声は多いものです。
そこで本記事では、大きな地震が発生したとき、赤ちゃん連れの方がどのように行動するべきか、またどのように備えるべきか解説します。
・赤ちゃんがいるときに地震が発生した場合の避難方法が分かります。
・自宅に赤ちゃんがいる場合の地震への備え方が分かります。
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目次
お住まいの地域の地震の特徴を把握
はじめに取り組む必要があることは、お住まいの地域の地震の特徴を把握することです。
地震は主に「断層型地震」と「海溝型地震」があり、それぞれ特徴が異なります。
発生確率が高い大きな地震は?
日本では、どの地域でも地震に遭遇する可能性があります。
中でも警戒する必要があるのは、発生確率が高く震度も大きな地震です。
代表的な地震は、首都直下地震や南海トラフ地震といった地震です。
- 首都直下地震:30年以内にM7クラスの地震が発生する確率70%程度
- 南海トラフ地震:30年以内にM8~9クラスの大規模地震が発生する確率70%程度
このように発生する確率の高い地震が複数予測されています。
地震によって特徴が異なりますので、想定される被害や地震の特徴を適切に把握することが重要です。
>関連コラム:【地震の種類を解説】発生原因・揺れ方・大きさで分類できる地震
断層型地震(首都直下地震が該当)の特徴
地震は、特徴によって「断層型地震」と「海溝型地震」に分けられます。
まずは断層型地震について解説します。
断層型地震には、以下のような特徴があります。
- 震源が浅いことから急に揺れが発生する
- 地震の継続時間が短いことが多い
- 震源に近い比較的コンパクトな範囲が被害を受ける
海溝型地震(南海トラフ地震が該当)の特徴
一方で、海溝型地震には次のような特徴があります。
- 震源が深いことから徐々に揺れが大きくなる
- 長時間に渡り揺れが続く
- 震源から離れた場所でも被害が大きくなる
- 津波が発生するケースが多い
このように、地震の種類によって揺れ方や津波の発生確率など特徴が異なりますので、お住まいの地域において発生が予想されている地震を確認することが重要です。
>関連コラム:地震の前震は必ずある?前震・本震・余震と繰り返す地震の種類と対策
地震を受けた際に取るべき行動
ここからは地震に対して、赤ちゃんのいるご家庭で取るべき行動を紹介します。
まずは赤ちゃんがいるご家庭が地震を受けた場合、はじめに取るべき行動について解説します。
初期微動の段階で赤ちゃんに駆け寄る
「地震かな?」
このように感じたとき、すぐに赤ちゃんに駆け寄ることが重要です。
大きな地震と認識したときには揺れで動けなくなる可能性があります。
動けなくなる前に赤ちゃんの元に駆け寄り、安全を確保しましょう。
>参考リンク:内閣府 「「ドーン」、「グラグラ」、まったく動けず」
赤ちゃんに覆いかぶさり安全を確保する
続いて、揺れが収まるまで赤ちゃんに覆いかぶさり安全を確保します。
大人に当たっても問題ない小型の家具や家電であっても、赤ちゃんの顔や頭に落下すれば命の危険を伴います。
揺れが完全に収まってから、焦らずに行動を開始する
完全に揺れが収まったら、より安全な場所に移動した上で焦らずに行動を開始しましょう。
地震直後は、周囲に窓ガラスなどが飛散している可能性もあります。
大人が行動不能となることのないよう、ケガを避けて自宅の安全な場所や避難所への移動を開始します。
地震の揺れを吸収できる「制震ダンパー」であれば、揺れのエネルギーが建物に伝わることを防いでくれます。
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赤ちゃん連れ「外出先の被災対策」
赤ちゃんを連れて外出している場合は、次の点に留意して被災を防ぎましょう。
流れに巻き込まれないよう行動する
1つ目は、流れに巻き込まれないよう行動することです。
外出時、周囲に人が多い状態で避難を始めると転倒により赤ちゃんがケガをする恐れがありますので、移動時も安全の確保が重要になります。
ベビーカーは被災の程度に応じて使用する
2つ目は、ベビーカーの利用は被災の程度に合わせることです。
赤ちゃんと荷物を搭載できるベビーカーは便利ですが、規模の大きな地震時は道路の陥没などで移動が困難になる場合もあります。
抱っこ紐+リュックなど、ベビーカーを利用しない移動方法も検討しましょう。
赤ちゃん連れ「在宅避難への備え」
赤ちゃん連れで地震に遭遇したあと、避難するなら在宅避難がおすすめです。
避難所での生活は、赤ちゃんへの感染症やストレス、寒暖差などリスクが多く、また泣き声による周囲への迷惑から両親もストレスを抱える可能性があるからです。
ただし、在宅避難する際には、次のような対策を取る必要があります。
ハザードマップで津波や土砂災害を確認する
地震の発生後は、津波や土砂災害といった二次災害が発生する恐れがあります。
自宅が被災する可能性はないか、ハザードマップなどを利用して安全を確認しなければいけません。
耐震・制震・免震で自宅の安全性を確保
>関連コラム:結局「耐震・免震・制震」のどれがいいの?効果的な組み合わせの解説と実例を紹介
地震で自宅が倒壊、または大規模に損傷すれば在宅避難はできません。
このため、耐震・制震・免震といった地震対策を事前に施して、地震による被災を避ける必要があります。
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家具の転倒対策も必要
建物に加えて、家具の転倒対策も事前に検討する必要があります。
地震で建物が倒壊・損壊しない場合でも、大型の家具が転倒すれば、赤ちゃんに加えて大人も行動不能となる危険性があるからです。
>関連コラム:家具(食器棚・本棚・タンス)への【地震対策】をわかりやすく解説
事前に準備しておきたい備え
在宅避難する場合は、飲料水や食料などを準備するほか、次のような備蓄をすると安心です。
「粉ミルクを作るために、煮沸した水を用意したい。停電に備えてカセットコンロを用意しよう」
このように、普段の行動に合わせて必要なものをリストアップしましょう。
赤ちゃん連れ「避難所生活への備え」
自宅が大規模な損壊を起こした場合や、津波などで被災する可能性のあるエリアに入っている場合は、避難所に身を寄せる必要があります。
このときは次のような対策を検討しましょう。
必要な物資を自分で準備する意識を持つ
赤ちゃんがいる場合は、必要な物資は自分で準備する意識が大切です。
避難所にも一定の備蓄はあるものの、日常的に利用している種類の粉ミルクやおむつ、肌ケアの用品などが準備されている訳ではないからです。
味が違うことからミルクを飲まない、肌ケアの用品が違うから肌が荒れるといった事態を避けるために、赤ちゃん用品は可能な範囲で準備をしておきましょう。
暑さ・寒さ対策が必要
避難所では、十分な冷暖房は期待できないことから、上着や毛布など十分な寒さ対策が欠かせません。
また、泣き声が気になることから外であやす場面が出る可能性もありますので、大人も寒さ対策や夏の日差し対策を検討しましょう。
親戚の家やホテル住まいなど疎開も検討する
このように、赤ちゃん連れで長期間避難所生活をすることは、赤ちゃん、両親ともストレスになる可能性があります。
親戚の家やホテル住まいなど、疎開を検討することも重要です。
大規模災害のときは、必要な方に向けて宿泊施設を緊急避難所として活用していた実例もあります。
地震発生前に準備しておきたい備え
記事の終わりに、地震発生前に準備しておきたいこのほかの備えについて紹介します。
赤ちゃんのお世話に必要な物をワンセットに
1つ目は、赤ちゃんのお世話に必要な物をワンセットにまとめることです。
津波など地震後ただちに避難する必要がある場合、荷物を詰める時間も惜しくなります。
こうした場合に備えて、赤ちゃん用品を入れたバッグを備えておくことをおすすめします。
家族が集まれるよう対策を検討する
2つ目は、赤ちゃんのいる家庭では特に、家族が集まれるよう対策を取ることです。
避難所で配給やトイレに並ぶ、赤ちゃんをあやす、また自宅の片付けなど被災時は人手が必要で、一人で全てをこなすことは困難です。
赤ちゃんのお世話のほか、被災後の対応について家族が集まり分担できるよう、連絡体制を確保しておきましょう。
>関連コラム:「地震が起きた。家族に電話が繋がらない。」原因と対策を解説します
まとめ│赤ちゃん連れは事前の対策が重要
赤ちゃんのいる家庭が地震に遭遇した場合、どういった行動、対策が必要になるのか解説しました。
安全確保は当然のこと、被災後に自宅や避難所での暮らしを見据えて事前に対策を取ることが大切です。
また、揺れで建物が倒壊・損壊すれば赤ちゃんも大人も行動不能になる恐れもありますので、住居の耐震・制震といった対策を取ることも検討しましょう。
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